遠く | 梟霊のブログ

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適当に詩をUPします。
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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

遠く
 
 
 
仕事も終り
そそくさと帰路につく大人たちの波
押し寄せたかと思えば
いつの間にか引いていく
寂しそうな背中を天に向けて
フラフラと
フラフラと
揺られながら
仲間と楽しそうに
疲れはて独りぽつんと
いつの間にか登る月に見送られ
夜の始まりを
真四角の空間で過す・・・
それを遠くの丘から僕は見つめ
淋しそうに笑うんだ
春を迎えても
未だ冷えるこの世界で
たった一人
静寂に包まれながら
どこか遠くを臨み
幸せになれよと
そっと囁いてあげる
届いているかは解らないけど
なぜだか、そうしないと気が済まない
そんな不思議な感覚が
冷めた気配の中で
ふわりと
僕を温めてくれる
じんわりと包んでくれる
だから、僕は独りでも笑うんだ・・・
笑えるんだ・・・
どんなに淋しいところに居たとしても
 
僕よりも
さらに遠くから
大丈夫、笑えるってことは君が幸せな証拠だよ
と囁かれた
目の前の月の光に浮かび上がる
翼の生えた美しき人
万辺の笑みには何処か優しさと慈しみ
そして
強さがあった
彼女は、胸に何かを抱え
どこかへ羽ばたいていく
それはきっと
僕の笑顔から溢れた
小さな幸せなのかもしれない
誰かが零した
澄んだ幸せなのかもしれない
その
ほんの少しの幸せを
どこかで泣いている人へ
分けてあげるんだだろう
多分
あの笑顔と共に
世界を巡りながら
 
 
 
遠く、また遠く
果ての果てまでいけば
彼女のように
僕もまた笑えるのだろうか
朝日に燃え上がる丘で
胸に手を当てて
自分自身に聞いてみた
だけど聞こえるのは鼓動だけ
どくん、どくんと
強く脈打っている
そうだよなと
腹のそこから
太陽へ笑い声を聞かせてあげた
確かに大丈夫なんだと
気が付けたから・・・・