孤高の月・聖なる夜 | 梟霊のブログ

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孤高の月・聖なる夜
 
 
 
誰もいない教会
 
深深と降り積もる白い羽に包まれて
 
ひんやりとした、ため息をついた
 
つかの間の
 
雲の切れ間からのぞき込む
 
聖銀の月
 
全てを蒼く映し出し
 
僕の影を
 
君と平行に伸ばしていく
 
しんみりとした空気に
 
聖女の名を口にした
 
トンとした波紋が
 
青白い世界に
 
敷き詰められていく・・・
 
僕は歩きだした、何も言わず
 
悲しく見下ろす彼女のもとへ
 
ゆっくりと
 
小さな蝋燭に火を灯しながら
 
近づいていく
 
全てを許すかのように
 
全てを抱きしめるかのように
 
手を広げ
 
十字架の人を見下ろしていた
 
その人は
 
どこか優しい微笑みを
 
見上げる僕へ
 
僕の後ろへ
 
後ろのその先へ
 
問いかけていた
 
ツンとした空気が
 
赤赤と燃える
 
小さな灯火に照らされて
 
僕の心のように
 
ゆらゆらと揺れていた
 
静かに手を合せ
 
その訪れる聖夜を祝う
 
悲しみの中でさえ
 
心の中で微笑みを絶やさずに
 
今天空に輝く
 
孤高の月へ
 
おめでとう、ありがとう
 
見守ってくれる誰かへ
 
おめでとう、ありがとう
 
静かなる幸せを
 
うつむくすべての人へ捧げ
 
おめでとう、ありがとう
 
そう、告げた・・・
 
ふと、誰かの笑い声が
 
聞こえたような気がして
 
振り向いた
 
けれど、そこには誰もいない
 
首をかしげるよりも先に
 
僕の口元は誰かへ微笑み
 
笑顔を創っていた・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
by銀翼のキケロw