夢見た世界
戦場の歌声も
山奥の花には届かない
安らかな光に囲まれて
一生を生き抜く
誰かが言った
一つの声よりも
一発の銃弾の方が重いと
何も考えていない
純白の存在であっても
赤く染めてしまうのは人だ
赤に慣れさせてしまうのは人だ
そして
忘れさせるのも人なんだ
平和という理想を見つめながら
逃げ続けるのも
人なんだ
人に始まり
人に終わる
戦争をどうして誰も止めようとしないのだろう
どうしてそれを正義と叫ぶのだろう
戦いの真っただ中に居ないくせに
戦いの真っただ中を知らないくせに
いったい誰を憎み
誰を殺せと叫ぶのだろう
死んでいくのは
兵士だというのに
兵士という命なのに
どうして、殺されれば殺されるほど
死なない人が憎み合うのだろう
私には理解できない
悪とわかっていることを
止めようと思わない人々が・・・
だから考える
増え続ける憎悪を止めるすべはないのだろうか・・・
そう、考えさせることはできないのだろうか・・・
私たちは人だ、敵じゃない
同じ手を持つ人なんだよ
それを教えて生きたい
なぜなら、ここいる私も同じ人だから・・・
人は何故か知らないモノを恐れる
人は何故か得たいのしれないものを避ける
それはきっと本能から来る防衛なのかもしれない
けれど・・・
その知らないものが、もし・・・
月を綺麗だと知っていたならどうだろう
太陽は眩しいものと知っていたならどうだろう
言葉は通じなくても
顔も
肌の色も
考え方もまるで違っても
そう思えることができると知っていたなら
私たちは
時間をかけても
歩み寄ることが出来るのではないのか?
その
共通の光の下に
集まって笑い会えるのはないのか?
手をつないで行けるのではないのか?
その希望を
夢見た世界を
実現できるのではないか?
そう、思えるだろう
なぜなら、人は無限の可能性を知っているのだから
何度失敗したって
いいじゃないか・・・
失敗した分だけ時間を掛けて
知ればいいこと・・・
恐ることなど何もなかったんだよ
目を合せ
手を合せ
助け合って
生きていく
単純で明快な答えさ
そう・・・
たった一つの答えなんだよ
山奥の花にだって
いずれは黒い煙は見える
いずれは火薬の匂いが届く
知らずには居られないだろう
何が起きているのかを
そして
花は、言葉の種を巻いていく
たった一つの平和の花が
二つ咲き
三つ咲き
四つ、五つ
六つ、七つ
一つずつ
増えていけば、いくら世界が荒れ果てていようとも
芽吹き
再び緑は蘇る
花が咲き誇る
この地球という大地の全てで
そうすれば
私たちすべてが
夢に見た世界が
目の前に現れる
それが
どんなに遠い未来だったとしても
いずれ来ると信じることが出来たなら
必ず
その世界は
顕れる
忘れるな
私たちは人であり
この星の
命の一つなのだ
争うことより、共に輝いたほうが
幸せなんだということを・・・
by無限のキケロw