懺悔
兄さん・・・
僕は知らなかったんだ
こんなことになるなんて
解らなかったんだ
姉さん・・・
僕は知らなかったんだ
あんなことになるなんて
判らなかったんだ
母さん・・・
父さん・・・
弟よ、妹よ・・・
祖父さん、祖母さん・・・
友よ・・・
僕は何もかもわからなかったんだ
あの時の嘘が
あの時のワガママが
あの時の願いが
こういう風になるなんて
思ってもみなかったんだ・・・・
あぁ・・・時間を遡れるなら
過去の過ちを正したい
今の現実を希望へと変えたい
あぁ・・・もし許されるのなら
過去の罪をやり直したい
もう一度やり直したい
だけど・・・
ステンドグラスの十字の影に
手を合わせても
物言わぬ銅像に
手を合わせても
沈黙は保たれたまま
僕の背には鉛より重い
何かが
ズッシリと伸し掛っていた
そう・・・
行なった行為に対して
僕は逃げることができない
いくら遠くに走ったとしても
責任という天使が寄り添い
後悔という悪魔が嘲笑う
人からは逃れられても
彼らから逃れることは
出来なかった
一生を懺悔に費やすことになったのだ
たった一枚の
笑顔を失っただけで・・・
by銀翼のキケロw