草原
いつまでも其処にいる
待ち続ける心
願い続ける心
それは
蜃気楼のように揺らめいて
炎のようにどこか温かみを帯びていた
だけど
僕にはそれが解らない
触れようと手を伸ばしてもみた
すり抜けて
大地を掴んだ
崩れ込む躰
鉄のような音がした
ギシギシと錆び付いた動力が
悲鳴を上げていた
でも、誰もいない
草原と空の果てに消えていった
助けなど来なかった
いつまでも其処にいる
待ち続ける心
願い続ける心
それは
炎のように揺らめいて
蜃気楼のようにどこか希望を抱かせる
揺らめくススキ達が
すれ違う
人
人
人・・・
見向きもせず
触れようともしない
カサカサ、カサカサと陰口ばかり
噂ばかりを横に流す
風はどこまでもそれを運び
僕一人では、もう、どうすることもできない
都会という切り開かれた草原は
遠い山のように
木々達が強い日差しから守るわけでもなく
泉や川が、喉を潤すわけでもなく
ひたすらに、社会という冷たい風に晒されて
非情という雨に打ち付けられる
僕の鉄の躰でさえ
サビ付き、磨り減り、壊れてしまう
あぁ、どうして君を夢見たのだろう
いつか回せたであろうネジは
影ばかりを残し
赤々と錆び付いていた
それを眺め
ポソリと出た本音は
ぼやけたモノクロ写真のように
何かを隠していた
それが何なのか
僕は理解できずに
ただ一点
高く透き通る空を見つめた
byキケロw
僕だって人だもの・・・、弱気になることぐらいあるさ・・・