青い風 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

青い風
 
 
何気ない時間を過す
いつからか気になり出した
あの子を目で追いながら
すれ違う日々に
苛立っていた
僕の心が声をかけたがっているのに
僕の意地が邪魔をした
大切な一秒一秒が
刻々と過ぎ去っていく
それは次第に焦りとなって
僕を叩きつける
 
クラスの女の子の中心で
無邪気な笑顔を見せる
何気なく見ているだけなのに
目が合うと
胸の真ん中が疼く
目を外らしたときには
高らかに唸っていた
 
時間という流れさえなければ
僕は、君に近づけるのに
どうして
僕ばかり流されて
あの子は留まっているのだろう
どれだけ手を伸ばせば
届くのだろう
僕の中に落ちて
たまっていく想いは
どうすれば伝わるのだろう
あぁ・・・
全てを取り払って
叫んでしまいたい
何も考えず
ただ、君のことが好きなんだと・・・
 
 
 
屋上で黄昏る
夕焼けがチクチクと
頬にいたずらをする
下校時間まで
授業をすっぽかし
君のことばかり考える
紅い空が無性に憎らしい
青い風が無性に鬱陶しい
どうしてだろう
今という空間がとてつもなく重く
邪魔だ
高鳴る僕の心臓が
とても正直者に思え
ここで寝そべる僕が
とても臆病者に思えた
 
見つめる先に君の後ろ姿がある
声をかけようか
そう思えば僕の足が怖気ずく
そうしている間にも
彼女が遠くなる
息が詰まった
声が裏返りかすれた
【あの・・・】
という一言を言っただけなのに
不思議そうに振り返った君に
全て飲み込まれ
何もかもわからなくなった・・・
 
青い風が吹き抜ける
僕は、一歩踏み出した
背中を誰かに押され
思わず前に出る
其処に立つ君は
とても輝いて・・・
僕の自由を奪う
ほんのつかの間だとしても
この始まりの一時を
僕は忘れることができないだろう
なぜなら
君が、くすくすと笑いながら
【変なの】
と言いながら僕の隣で
歩き出すのを待っていたからだ・・・
 
 
 
byキケロw