夏の幻想【あなたのためにVer2】 | 梟霊のブログ

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評価に、興味なし
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ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

夏の幻想
 
 
鈴の音が鳴り響く
夏の夜空
ホタルの迷宮に迷い込み
翡翠色に染まった君を
虫眼鏡から覗いた
 
あの日から続く
恋心
芽生えては
かりとり
芽生えては
刈り取った
認めたくない
僕の心
友達だった君に
恋をした現実を
 
小さな暗闇に
僕は願った
それが一つ、輝き出した
小さな暗闇に
僕は願った
それが一つの希望になった
君への想いが強くなるほどに
その輝きは、一つまた一つと
増えていく
君への想いが、燃え上がるほどに
その希望は明るくなり、見つめることができない
いつしか話すことも
笑い合うことも
手をつなぐことも
できなくなっていた・・・
 
 
お互いがすれ違い
お互いが他人になりすます
君は知っているのかな
君は気づいているのかな
僕の部屋の中にある
青白い星を眺め
君を重ねる
最後に見た笑顔はいつだったろう
最後に手をつないだのはいつだったろう
楽しかったあの日々は
思い出となって久しく
君は・・・・
どこか遠い存在になってしまった
あの頃よりずっと、ずっと大人びて
淡い香りを漂わしている
いつしかあきらめて
刈り取らなくなった恋心
大きく成長し葉を茂らしていた
僕は、それをどこかで眺め
どこかで舌打ちした
 
僕の願いは
大きな宇宙へ
散りばめられた僕の願い
どれが本当かわからない
僕の願いは
大きな世界へ
さまざまな希望は
それぞれの欲望
僕が君に望んだ
卑しい欲望・・・
でも・・・
あのときから消えない
この白い炎は
決して揺るがない
恋の炎です
 
 
夏祭り
久々に見た君の浴衣姿
思い出す
君との思い出
黙り込む僕に
手を引く君
訪れたのは
あの迷宮でした
鈴の音が鳴り響く
夏の夜空
再び迷い込む今日の僕ら
翡翠色に染まった
大人びた君を
じっと眺めた
あの日から積もった想いが
僕の口を軽くする
楽しそうに語りかけてくる君へ
その言葉を
すらりと割り込ませた
 
夏の終わり
アルバムに増えた一枚の写真
夢の終わりを告げた二人の笑顔
その手はしっかりと握り締められていた
僕の中にある恋心は
白い花を所狭しと咲かせ
時に、淡い紅色を帯びて舞い散る
君のために何ができるだろう
君のために何ができるだろう
過ぎ去った時間をいつまでも眺め
僕は、心躍らせて
何もはさまれていない
となりの透明なフィルムに
次の夏の幻想を重ねていた