いつの間にか
いつの間にか、恋をしていた
いつの間にか、好きになっていた
ふらふらと
青空を泳いでいた
僕の瞳が
君の姿を追うようになった
冷めていた
心のどこかが
ほんのりと
熱を帯びていた
迷い、戸惑い
辞書を開くと
なぜかそこへ
指の一つが
走り出す
それから
自分では気がつかないうちに
恋へ
ページがめくれる
そして
はっとする
違う、そうじゃない・・・
何もかも
わからなくなる
思いで
自分の素直な心を
かき消した
どうしていいか
わからない
いつの間にか恋をしていたことに
僕自身が、驚いて信じられない
まるで
暗闇に君だけが写っているかのように
周囲【まわり】が見えなくなってしまう
そのたびに
力の限り
すべての視界を閉じて
否定した
それでも
なんども君を考え
なんども君のことを想う
もう、否定できないくらい
僕の心は
熱く、熱くなっていた
叫びたい
なんどでも
いつでも
どこでも
君のことが
好きになったことを
邪魔な理性
窮屈な常識
その全てを破り捨てて
君の光を帯びた姿を
いつまでも
僕の傍で見ていたい
欲張りな願望が
背中を押し続けてくれる限り
いつまでも・・・
だれも居ない
夕暮れの教室で
何気なく書いたラブレターを
破り捨てた・・・
いつの間にか
君を愛していました
どうか
僕のお願いを
聞いてください
僕は、君のことが大好きです
だから
付き合ってください
不意に読み上げた声
驚いて飛び跳ねる僕
可笑しそうに笑う君
【いいよ】
その言葉が信じられなくて
差し出された君の手が
信じられなくて
記憶をなくした・・・
僕は
いつの間にか
君と二人
帰り道を歩いていた
あたたかな温もりと
小さな手を感じながら
いつから
そうなったのか
わからない
でも、今までのモヤモヤが
全てどこかに
消えていた・・・
それだけは確かだ