幻想の旅人3 | 梟霊のブログ

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静かに、生暖かく見守ってください

幻想の旅人3
 
 
僕が夢を見るのは
何も夜だけのことじゃない
仕事の昼休み
何気なく眠ることがある
ほんの10分くらいの仮眠
でも、夢の中では・・・
結構違ったりもする・・・
 
 
あれ・・・
不意に訪れた
どこかの世界
ヤシの木陰に寝そべって
寝ぼけた頭で
あたりを見回した
透き通るような光の世界
輝いている海
白くどこまでも続く砂浜
誰一人として
居ない・・・
多分
僕の格好も
作業服じゃない・・・
とてもラフな格好
そして、一生懸命考えるんだ
今まで休憩所にいたはずと
でも
その風景は
疲れた魂【カラダ】に
とても
響いている
波の音
砂がかすかにスれる音
遠くをぼうっと見つめ
静かに耳を澄ましている
そよそよと靡く風は
どこから来るのだろう
とても涼しい
 
 
僕は、立ち上がり
木陰から飛び出した
日差しは
ギンギンと降り注いではいるが
暑くはない
波に足をつけてみるけど
空気のように軽い
あぁ・・・
本当に夢の中なんだ
僕は、確信した
でも、砂の感触は
足から伝わってくる
サクリサクリと
乾いた音とともに
こんな世界に
いままで来たことはない
まして・・・
仕事の休み時間になんて
ふわふわとした
頭の中で
僕は考え続けていた
どこまでも
どこまでも
白い砂浜に
足跡を残しながら
 
夕焼けを眺めた
星空も眺めた
朝日も望めた
でも僕は、いつになったら目覚めるのだろう
そんな不安をよそに
また最初の木陰に戻ってきた
また遠くを眺める
すると
ひとりの女の子が
歩いていく
水晶なのか
ガラス玉なのか、わからないが
不思議そうに見つめながら
その透き通った玉を通して
海や空を見つめる
どうせ見えやしない
そう思って
少女を眺めた
外国の子だろうか・・・
蒼い瞳?いや、碧い瞳?
サラサラの長い金髪
どちらにしても不思議な感じだ・・・
おや?
こっちを見た
後ろにでも何かいるのだろう
僕は、そう思った
だが、振り向いた先には何もいない
ただの南国の森
また、海の方へ
姿勢を戻す
目の前に少女の顔が
ドンと待ち構えていた
澄んだ瞳でじっと見つめてくる
そして
少女にぽんと優しく叩かれた・・・
 
目覚めると
元の場所
時計で寝過ごしていないことを確認する
そして、
あれが夢であったことも・・・
でも・・・
余りにも鮮明な
異世界が
新鮮な油絵のように
心に焼き付いて
離れることはなかった・・・