幻想の旅人2 | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

幻想の旅人2
 
 
今日も旅に出ますよ
さて、今日はどこに行かせてくれるのでしょう
神様の気分が良いことを切に願って
消灯です
 
眼をあけると・・・
そこは何処かの港町
人々が行きかう
僕の知らない
商店街
誰も僕に気がつかない
いろんな店を回り
いろんな人の表情を眺めたり
いろんなところを走り回った
でも、気がついていない
なんだか
どこかの魔法使いみたいだ
どこだろう
ここは、どこだろう
僕のしってる町や都市と違って
太陽があり
風があり
真っ白な建物いくつも折り重なり
その間に
ゆらゆらと布団たちが泳いでいる
こんな素敵な町を
僕は、知らない!
 
僕は、軽く飛びながら
回りながら
人々のなかをすり抜け
何処かへ繋がっている
この道を
あてどなく歩いている
笑い声が飛びあい
大人びた静かな音楽が
風に乗ってどこからか
僕に、お辞儀している
あぁ!
なんて、愉快なんだろう
あぁ!
なんて、軽やかなんだろう
こんな町に僕は生まれたかった!
道の真ん中で
かんかんに照った太陽に
手をかざし
大声で叫んだ
人々には聞こえてはいないようだけど・・・
ちょっと残念かな?
あぁ~しかし!
なんて爽快で
気持ちのいい町なんだ!
いつまでも、ここに留まっていたい
そう・・・なんども
想っていた
 
いつしか、僕は待ちのはずれ
気がつけば、風の音と
どうやって届いているのか解らない
波の音
その二つが交互に交差する
小高い丘
先ほどの
賑やかさとは
まるで天と地の差だ
草木が、かさかさと
からからと、風の音にアクセントを加え
夕焼け空が、波の音を引き立てるスパイス
僕は、丘の頂から
町を眺めた
なんだか、今までの楽しさが嘘のよう
しんみりとした肌寒い風が
ココロにそっと触れてくる
僕の中にある悲しさが
こみ上げて
美しい風景にぽろぽろと
落ちていく
ぽろぽろと・・・
落ちていく
だんだん、その悲しみは
大きな声になって
流れ出していく・・・
泣き止んだ頃は
そこは、また月夜の世界
あたり一面
銀色の光に包まれ
より一層幻想的に
僕の心に届く
泣き止んで軽くなったココロに
染み込んでくる
朝なんて来なければ良いのに・・・
僕は、近くにあった小さな花を摘んで
月に翳しながら眺めた・・・
 
 
眼が覚めると
そこはいつもの町
薄暗い空気と
仄暗い話題が
四角い箱の中から流れてくる
でも
大丈夫
僕は、あの町の風と太陽を
覚えているから・・・