道
夢・・・
多分
夢を見ていた
どこか解らない
でも・・・
その道は
空にある
なぜなら
僕は、上から下の山々を
眺めることができたのだから
けど
飛んでいるわけではないんだ
歩いている
ゆっくりと
ゆっくりと
誰かに誘われているかのように
誰かに手を引かれ、導かれているように
歩いている・・・
ふわふわと、雲をかすめ
さらさらと、風を撫でる・・・
全身で、空を感じた
僕は、歩く
どこかへ伸びるこの道を
月を望むところへ出ると
柔らかな光が湧き出ている
なんだろう
なんだろう
僕は、しっかりと
それでいて
ゆっくりと近づいた
ココロの奥底にまで届く
光・・・
温かい・・・
懐かしい温かさ・・・
僕は、どこかでこの光を
浴びている・・・
そっと手にとって
じっと眺めた・・・
けど、最後まで
それがどこか
思い出すことは無かった
ただ・・・
トクン、トクンとその光と同じ温かさが
僕の胸で脈打っている
そのことだけは
理解できた・・・
夢・・・
これは夢なんだ・・・
空の道を歩くことなんて
できるわけがない
でも・・・
僕は、目覚めるまで
足を止めることはなかった・・・
この温かさを
いつまでも
感じていたかったから・・・