細波
この思いは
細波のように静かで
優柔油断
行ったり来たり
いったりきたりを
未だに繰り返している
あの時
僕が君に伝えていれば
あの日
僕が君に届けていれば
この、もどかしさは
最初から無かっただろう・・・
どうして
後悔ばかり選んでしまったのだろう
どうして
素直な気持ちを隠してばかりいたのだろう
あぁ・・・
会いたい、会いたい
会いたい、けど・・・
もう、会うことができない・・・
波打ち際に
小さな小瓶が
流れ着いていた
きっとその空っぽに見える
ビンの中身は
思い出で満たされているのだろう
美しい思い出が
今この瞬間の波のように
輝きながら繰り返し打ち寄せているのだろう
静かに、静かに・・・
僕は、その小瓶を拾い上げると
また、海の遠くに投げ返した
泣きながら・・・
投げ返した・・・・