夕焼け
一人ぼっちで
歩き始めた帰り道
夕焼けに慰められる
だけまだ、マシに思えるでしょう
不意に見れば
君が
何気なく見つめてる
気のせいだとしても
意識してしまう
これはなんだろう
これはなんなのだろう・・・
僕の中のとても軟弱な部分が
大きく揺れる
ある日の放課後
何気なく声をかけてみた
不思議そうに振り返る君に
何も言えなくて
黙り込んだ
意気地なし
弱虫だ・・・
立ち尽くして何もできない
君はそこにいて
何かを待っているのに
何もできない
一人ぼっちで
歩き出した帰り道
かわらの土手で
叫ぶ僕がいた
虚しくて猫背になった
それを見た
夕焼けが元気出せと
背をたたいた
あの日からは
君を見ることが
なんとなくできなくなってて
奥歯がかゆい
すれ違うたびに
あさってを見る僕に
君はいつも
こんにちわと微笑んでる
小さい人間だ
何度も繰り返した
僕自身へ言葉
授業中でも
部屋の中でも
君のことばかり
あのときのことばかり
頭を抱え込んで
こころが落ち着かなくて
この気持ちはなんだろう?
この苛立ちはナンだろう・・・
月を見て考える日々・・・
一人ぼっちで
歩き続ける帰り道
影ばかりがついてきて
愚痴ばかりが
こぼれ落ちる
並んで歩く夕焼けが
肩を摩り
頷いていた・・・
誰もが・・・
君の近くで
わらっているね
誰もが
君の近くで
安らいでいるね・・・
僕には
できないこと・・・・
放課後の下駄箱の交差点で
突然、声をかけてきた君
【あの日の答え
まだ、できないの?】
驚くばかりの
僕を見て
笑い出す君
僕は、むくれた
一人ぼっちで
歩き始めたこの道を
二人の影が
楽しそうに動く
夕焼けが
今では君の横顔を
綺麗に映すスパイスだ
一人ぼっちで
歩き始めた帰り道
今では君の声が
隣にある
明るくて
楽しくて
あの頃とは少し違う
君がいる
それだけで僕は・・・
ちょっと
勇者になるw