無くすもの・・・
モノクロの世界
僕は思い出を乗せたナミダを
ひとつ、またひとつ落としては
かき集め、うずくまる
どうしても
どうしても
止められなくて
流れてしまう
それが嫌で、染み込んだ土を
必死で集め
握り締めた
泣いた、草原に降る雨のように強く
泣いた、静かな春の雨のように長く
そうしたら、いつの間にか
世界がこんなにも寂しくなった
僕は、また泣き始めた
ナミダと共にいろいろなものが
無くなっていく
それが、嫌で泣いた
でも、泣いて泣いて
泣き疲れた頃には
世界は、真っ暗な色に染まっていて
ナミダだけがダイヤモンドのような輝きを放っていた
そして、ずっと見えなくなるまで
落ちていった