白銀の死神 | 梟霊のブログ

梟霊のブログ

適当に詩をUPします。
評価に、興味なし
フクロウ大好き
きのこ大好き
山菜大好き
ハーブ大好き
とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

白銀の死神:KOKIAの曲と共にどうぞ!
 
彼はいつも一人を望んだ
彼はいつも孤独を望んだ
彼はいつも闇を見据え
彼はいつも光を見上げた
心はいつ砕けたのか解らないくらいの
カケラタチが無数に広がり
キラキラと独自の輝きを放っていた
彼の瞳には死が常にあり
彼の意思には炎が宿り
彼の言葉には影が無い
ひたすらに灰色の荒野を彷徨い
自ら課した鎖を引きずり
己の首を細めていく
逃げ場など既に失っている
ようだった・・・・
 
彼は命を奪った
とても小さな命を奪った
仮面のように
何も動かさないまま
笑って命を奪った
彼は命を弄んだ
とても純粋な命を弄んだ
仮面のように
何も動かさないまま
笑って命を弄んだ
彼は命を楽しんだ
とても尊い命を楽しんだ
仮面のように
何も動かさないまま
笑って命を楽しんだ
 
彼は、自分を見失う・・・
彼は、彼ではなくなる
彼は、誰かになりきる・・・
そして、彼は存在しない。
砕けた心の輝きに包まれ
仮面の下から
ポツリポツリと落ち始める
硝子のように、水晶のように
とても澄んだ雫
黒く澱んだぼろぼろのオーブに
いくつかしみこんだ
 
風のない月下の夜に
自らの首に鎌を当てる影
それは
人である最後のカケラがそうさせているのだ
白銀の死神
人であった最後の夜に
自らを罰した
哀れな死神