少し斜め上?:
甥っ子にちょいちょいと言葉をかける
二足歩行を始めたばかりの甥っ子
振り向くのは早いけど・・・
どうも、ふらふらとギコチナイ
振り向いた彼に
ぽん。と手を置くと
くしゃくしゃに顔を歪めて
【重い、どけて!!】
よっこらと私の手をどける
うむ・・・
少し離れてみた
今度は、眉毛をまげて
泣きそうによたよたと追ってくる
どっちなんだろう・・・
一歩半の距離で
また、ちょいちょいと呼びかける
僕の顔を見ようとして尻餅
不思議そうに見上げる
僕はしゃがんで腕を伸ばし
さらさらと撫でた
彼は、くしゃくしゃに顔を歪ませ
キャッキャッと笑った
僕の手を両手でつかんで・・・
なんとなくわかった
彼は・・・
この少し斜め上の目線で
僕を眺めたかったらしい・・・
なんとも、小憎い要求だろう
そう思いつつ、僕の眼に飛び込んできた笑顔は
窓から差し込む柔らかな光で
ちょっちまぶしかった。
後書き:【山びこ】と【少し斜め上?】は会社の上司の家族話と同じく会社の先輩の話を元に作りました。
言っとくけど、私はまだ独身!でも、なんか聴いてるとうらやましいと思えてくる。なぜだろう?