「下鴨納涼古本まつり二日目の旅」について(一紀行) | 讃岐学の歩いてきた道のり

「下鴨納涼古本まつり二日目の旅」について(一紀行)

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【1】7月17日に計測された数字は38度。そして、8月12日に同じ場所で計測された数字もまた、同じだった。京都は盆地に囲まれた立地で、まとわりつくような蒸し暑さは有名。他の地域は詳しくないから比較できないけれど、ホンマに蒸し暑いから困る。


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【2】東京ではコミケ開催中で、コスプレイヤーとそれ目当てのファンが出現するらしいけれど、京都では下鴨神社境内・糺の森で行われる下鴨納涼古本まつりが開催中で、森見登美彦さんの小説ファンなら、本当に存在するのか非常に怪しいがロマンを掻き立てられる伝説の黒髪の乙女を求める男が出現する。


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【3】堀川通りを山鉾巡行で辻回しを見た御池通りに入るため右折し、次は河原町通りを北上するため左折するルートを走行中、京都府市役所前が賑わっている様子が目に留まった。「星の王子さま」「自分の中に毒を持て」などを教えてくれた友だちが交渉の良い練習になると言っていた催しだと思い出した。


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【4】時刻は14時半。古本まつりは17時半まで。1時間は滞在できると判断し、市内だからか一回につき250円かかる駐輪場に止めた以上、戦利品は必須の覚悟の上に会場へ!一回り様子見。キャンドル・陶器・布製品・絵画などと、店の個性が非常に豊か。


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【5】まず気になった店は二つ。一つ目のポストカード店へ。永井荷風風のダンディなおじさんが描いた京都にある建築の数々。卒業し早4ヶ月が経過した懐かしのクラーク館や明徳館が描かれていて、事情を話す時間はないため「4回生です」とホワイトライを発動w話した末に2枚買うと1枚無料サービス!


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【6】16時までなのに、15時過ぎの段階で畳む店も出てくる自由さゆえ先を急ぐw続いて、アリが刺繍された布製品の店へ。ブックカバーの小と大・手提げ袋などあって、本はオレの一部分だから、労わる且つオシャレアピールにカバーを購入w「laugh-ants」はイソップ逸話がモチーフだそう。


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【7】最後に何か一つと考えた時、限界越えしていた小銭入れを思い出して、それ目線で2巡目すると、紺の唐草×黄の水玉の組み合わせに惹かれて、その店へ。初出店らしく、ペーペー同士がここに居合わせる不思議が決め手となって購入!最後に違うポストカード店から梟を1枚買って、跡を濁さず立ったw


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【8】予定通り15時半に出発!寺町通りを北上していたら、右手に寺(行願寺)を見つけ、メット脱いで拝んでメット被って、少し進むと、今度は神社(下御霊神社)を見つけ、メット脱いで拝んでメット被って、少し進むと、また出てきたけれど拝みすぎもいろいろ悪いと自己解決しw、出町柳駅前に到着。


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【9】京の生菓子「ふたば」は相変わらず、行列をなしていて、俺はエンジンを切って、阿闍梨餅を求めてメットのままで商店街を歩く。3つと家族用にも買ってから、いつもお世話になっていたお隣の100円自販機で買おうとしたら120円に‥。世知辛い‥。


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【10】食後に30分皿洗いを手伝えば1食分無料にするぜと謳う有名な餃子の王将・出町柳店を過ぎて、再び古本まつりに向かって16時に到着!90分以内に、最高の黒髪の乙‥でなく(いや「と」かwいやいや「を」かなwいやいやいや「だけは」やねw)一冊を見つけ出す戦いの幕が切って落とされた!


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【11】昨日と打って変わって、木漏れ日が差し込む好状況に加え、各方面の期待にウキウキしながらw、探索開始!本以外に、メンコ、CD、浮世絵、サイン、金魚アイテムなどもあって、奥では楽器演奏付きの紙芝居が展開!自転車は色鮮やかで、ついパシャ!


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【12】「車中泊で出かけよう!」が気になるも決め手には及ばず、カバーは小の文庫サイズを買ったから、文庫に絞って後半スタート!開始早々、それを見つけた途端、それ以外はあり得ないと感じて、他店のすべてを見るまでもなく、決着を着けてしまった‥。


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【13】初日は会場のメイン下鴨神社にお参りした。17時に勝利しw、二日目の今日は、決め手の原因となった下鴨神社同様、鴨長明ゆかりの土地、且つ復元された方丈が展示されている河合神社にお参り。方丈記とその証明を記念撮影!方丈は是非生でどうぞw


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【ラスト】毎度の堀川通りを南下し、枚方の中振まで1号・京守・171号の3ルートのそれぞれの所要時間を示す本願寺付近の電光掲示板を通り過ぎて、一号線か油小路通りか迷った末に、油小路通りを選択し、カオスな久御山JCTを通り過ぎて、家へ帰った。