「関西花火旅・京都編」について(一紀行) | 讃岐学の歩いてきた道のり

「関西花火旅・京都編」について(一紀行)

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【1】ツタヤ枚方駅前本店に向かっていた。以前、ミシマ社フェアを開催された店で、「THE BOOKS」も発売中とツイッターを通して知って、その確認をするのも楽しみだったけれど、今回のメインはphaさんの著書であった。同じ京大出身でも、片や小さな出版社の代表・片や自称ニート。面白い。


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【2】この後行く予定の高槻の紀伊國屋書店にはあるだろうと踏んでいたからなくてよかったのに(?)、残り1冊を見つけてしまった!高槻に行く気満々なのに動機は消滅‥。熟考の末、生ぬるいサークル出身ではあるけれど、ここは体育会並みの緊張感を楽しみたいため、あえて買わない謎の判断を下したw


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【3】「ハートを鷲掴みにする最高のブックガイド」という言葉とそのイラストが描かれた手づくりPOPが素敵な売り場を見てから、原付の駐輪場へ戻った。いつからか導入された鎖のロックシステムはだるい上に、出るときに監視員から「クロスにしないと盗られちゃうよ」と注意され、だるさは倍増した。


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【4】カブでお得感を感じながら、旧京阪国道を大阪方面に進む。かつてここから一号線に行くため、迷った末に間違えて進んだ高槻方面を、今回は迷うことなく選択。高速道路に合流する前のぐるぐる回るあれとそっくりな道を進み、170号線枚方大橋へ合流。


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【5】ヤマダ電機・ニトリ・自転車あさひと、「カンブリア宮殿」を少し思い出しながら進む。目的地のオーロラモールは思いのほか遠く、次なる目的地と真逆だから少し焦る。付近に近づくと、ブックオフを発見し寄り道すれば、「それ町」8巻まで揃っていて、間違えて先に9巻買った前日の自分を称えたw


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【6】ご満悦な表情を浮かべて少し走ると大本命に到着!鎖だぁ‥。5階に行く途中、3階のタワレコに寄り道wアジカン「それでは、また明日」くるり「everybody feels the same」を視聴後、スペアザのニューアルバム「Have a Nice Day」発売日=誕生日と知る!


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【7】楽しみは一つ増し、急ぎ足で5階新刊コーナーへ。「街場の文体論」があることに少し驚くも、それよりないからもっと驚いていたら、左下の角だけ何かが売り切れているのを発見!‥間違いないw仕方なく屋上に行ってみると、活動を終えた遊具から懐かしい機械音「バイバイまたね×2」が聴こえた。


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【8】引き返し始めた時刻は16時15分。戻る道中、看板から今日と明日が高槻祭りと知った。高1の時、途中で辞めたテニス部と彼の知り合いの女の子3人と5人で行ったけれど、硬派な中学時代から抜け切れず、会話はしぼみっぱなしだった思い出の祭り‥w


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【9】枚方大橋付近から停車する度、エンジンが停止。ガス欠だった。ラポール前のスタンドまでギリギリ持たせ、最後は横断歩道を手押しw残り一冊を求めて、ビオルネ横の駐輪場に停めて、歩いて、そしてハント成功!ついに「ニートの歩き方」を手に入れた!


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【10】新田辺に続く307を通って、次なる目的地の笠置町をセットすれば、約37キロとまぁまぁな距離が出た‥。メーターを見れば9973キロ。約1000キロの新古車として出会った相棒が4⇒5ケタに進化する瞬間を明るいうちに見届けようと決めた!


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【11】自転車とは打って変わって、かなりいかつい黒の車のハマーの後ろで信号待ちしていた交差点名が「津田中学校前」で、8月の津田さんが講師の「東北発☆未来塾」を思い出した。その付近にもコメダ珈琲店を見つけ、「カンブリア宮殿」出演企業の底力を感じつつ、ご飯などを買うため、ローソンへ。


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【12】無類の味のからあげクンレッドを食べ終え再出発!京田辺と精華の分岐点にさしかかり、後者を選び、山道の途中で枚方市から京田辺市をまたぎ、旧ウェルサンピア京都・現多々羅キャンパス前で時代を感じるも、ベツカム荘は不変でなんでだか安心したw


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【13】木津川を越えて24の奈良方面へ。蟹満寺・不動川へと続く道・神童寺・下狛駅付近のファミマなど、1人参拝や気の合うサークル仲間とのテニスなど、思い出がいっぱいの中、メーターを確認しながら進み、163の伊賀方面へ左折し、残るは直進のみ!


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【14】ハマー縦一回転事件の現場はあっちゅう間に過ぎて、普段はトラックが多いこの道に、遠方からの普通車も増えてきて、すごい速さで、とろいカブはどんどん抜かされていく。その遅さの最大の要因は、9999から10000に変わるメーターにあった。


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【15】感動の後は、メインディッシュのオーロラ風‥ではなくw、打ち上げ花火ポジション探しへ。19時に笠置町の中心に着く頃、河川敷を見下ろせば、おびただしい数の車とテントが、牛牛‥ではなくw、ぎゅうぎゅうで、橋は警察によって規制されていた。


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【16】知る人ぞ知る肝試しスポットである廃墟と化した笠置観光ホテルがトンネル横の道沿いにある。夜に勇敢な男たちとしか行ったことはなく、ぎりぎり明るいうちに通ってみると、木々で光は遮られ、また闇に近づく時間帯だったから、十分に気味悪かった。


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【17】出口に辿り着く頃には、漆黒の闇直前でギリギリセーフwその場所が遠目やけどもええ感じで、一組の地元の家族が座って談笑していたから、ここで見れると他力本願を発動w時刻は19時30分。ローソンで買ったコアラのマーチを食べながら待機した。


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【18】一発目の花火が打ち上がった時、キタコレ!状態にw打ち上がる瞬間は見えないものの、初速は早く、爆発間際は遅くなる流れが見えて、その様子から富士急ハイランドのアトラクション「ドドンパ」を思い出し、また、ダイソンの扇風機風の花火も目撃w


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【19】花火の山びこは腹式呼吸が巧みな何らかのインストラクターの全力ヤッホーでさえ足元に及ばないレベルで、たまに関西本線を走る電車や巨大な岩石が点在する渓流の音といった、オンリーワンシチュエーションも最高だった。星もそれなりに瞬いていた。


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【20】懐中電灯を照らして暗闇の中に消えていく三人の勇者たちを静かに見送ってから、約2000発はこれまで訪れたことのある天神祭・PL芸術・琵琶湖・宇治川などと比較しては少ないと感じていたけれども‥ちがうなと、余韻に浸っていたら、彼らは引き返して来て、仲間を増やす作戦会議を始めた。


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【21】彼らの結論を見届ける前に出発w道中の開放倉庫に寄り道。入り口には、初のオンライン形式を採用した「ドラクエⅩ」。マンガは「ヒストリエ」が豊作。先行投資として3と5~7巻を購入。「アメトーーク」の放送が流れるテレビの下には「バキ」。各キャラクターに注意を促す言葉を託していた。


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【ラスト】モスバーガーでドライブスルーしようとすれば、バイクお断りですと言われ、ほなドライブと名乗んな!カースルーに今すぐネーミング変えろボケと、疲れから内心イラっとしつつも、ポーカーフェイスで店内へw余分に野菜バーガーを頼んでしまい、結果的に、ただの良い客になってしまったな‥w