「ほっこり本屋さんのわくわく旅・トゥエルブス」について(一紀行) | 讃岐学の歩いてきた道のり

「ほっこり本屋さんのわくわく旅・トゥエルブス」について(一紀行)


3202
【1】出発前夜、劇場版・鋼の錬金術師「シャンバラを征く者」を見て、当日の朝に「嘆きの丘の聖なる星」を見て、齋藤孝さん「友だちいないと不安だ症候群につける薬」を読み終え、返却本・寄贈本をカバンに入れ、準備を整え、カブは八幡市から久御山町へ。


3203
【2】一号線に行く手前で俺を乱暴に抜かした原付は、その先の佐山交差点で、口が裂けてもうまいとはいえない業者が運転する後ろべっこりの車のせいで、謎の袋小路に入っていた。恐ろしき因果応報の法則‥。熊出没注意はともかく、交通安全ステッカーの守護神名は、名誉のためにも、公表できなかった。


3204
【3】「このへんMAP」にあるラーメン「喜喜天」にて遅めの昼食。女子高生4人組の楽しげな会話、店主による仕込みで何かを切る音、テニスのロンドン2012の予想を東山テニスクラブのコーチ陣が回答する店内のラジオなど、色んな音が飛び交っていた。


3205
【4】城陽オフィスへ向かう間、69号線沿いの大久保のマクド横の建物が取り壊されていて、その場所に何があったのか思い出そうとしても、全く思い出せない気持ち悪さが拭えぬままに到着。お隣の工事は完了し、玄関には新たに駐車場案内板がかかっていた。


3206
【5】どの店よりも早く置かれている「THE BOOKS」を座り読み。個人的に、書店員さんの「次の一冊」のチョイスが印象深く残っているのが、2月10日№41「裸でも生きる」から「コミュニティーデザイン」・6月1日№152「第2図書係補佐」から「四畳半神話大系」というつながりだった。


3207
【6】また、「日本でいちばん大切にしたい会社」「ナガオカケンメイの考え」「現代語訳 学問のすすめ」「自分の仕事を作る」や、既読小説には「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「ライ麦畑でつかまえて」など。そして、偏愛する伊坂幸太郎さん作品は「砂漠」と「重力ピエロ」があった。


3208
【7】ミシマ社の新刊「THE BOOKS」は、読者によって異なる楽しみ方が多々用意されている。つながりを重視する俺は、既読から新たな出会いを求めることが好きなため、次の一冊は要チェックしたくなるし、その一冊を選んだ書店員さんの熱意あるメッセージも、新しい読み方を知る機会にもなる。


3209
【8】「水曜どうでしょう・ベトナム」で、「一度終わって、次にもう一回あれば、それはもう決して終わることはない」というニュアンスの大泉さんのセリフがある。俺がこの本を手にするのはそういうときだろうと、試験期間による関ジュニ不在の中で、一口アイスを頂きながら、貸本棚を見ながら思った。


3211
【9】目に飛び込んできたのは目新しい本。めくってみると、俺が展示の完成と同時に買う予定の「遊牧夫婦」の著者が寄贈されたと知って、カバーの下に潜むにはあまりにもったいないハードボイルドでパンチありありのハードカバーデザインの「松紳」と等価交換し、「困ってるひと」を借りることにした。


3212
【10】展示は前回から進展はないようで、(自分との約束を反故にしないため俺はこだわるだけで、実際は99%以上完成しているw)3日後の金曜日頃には完成すると伺ったので、機会を改めることにし、本屋さんを出た。時刻は15時半。「このへんMAP」の森山遺跡・梅の子塚古墳の攻略に向かった。


3213
【11】大まかな方角だけを手掛かりに進むと、ガソスタ裏に大きな林があって、これは古墳だと思って、入口を探そうと少し進んだ矢先!水戸黄門がなぜか思い浮かんだ2体の石像が入口付近に佇むお寺を発見して、覗いてみると、テイストが異なる石像がいた。


3214
【12】意味深なメッセージが据えられた石像には小銭口があって一枚投下すれば、突然喋り出して体がビクッとし、機械に恥をかかせられた後、カブ再発進!坂を少し上った左手に、「プラムイン城陽・鴻ノ巣山運動公園」の入り口を見つけ寄ってみた。‥まさかここが小学生時の思い出の場だとは夢にも‥。


3216
【13】公園の全体MAPにあるローラースライダーを見て、意識は十数年前にタイムスリップした。1~4年のスリムでアウトドア少年から、5・6年のデブでインドア少年に変わる小学生時代を過ごした俺は、5年時にクラスの仲良し3人を乗せて父の運転で、完成したばかりのここに遊びに来た。(多分)


3217
【14】流れは不明だけど、ここでスライダーをした帰りに、人気のない工事現場に侵入し、高い砂山のてっぺんに登って4人でピースした記憶がある。類は友を呼ぶように、Yまもっち・Kた・Uッチー・俺とぽっちゃり4人組の数少ない幼き写真が自分の部屋にあるから、おそらく正しい記憶だ。(後日談)


3218
【15】ローラースライダーを目指し階段を上っていくと、文化パルク城陽で姉妹都市と知ったバンクーバーの名を借りた砦があって、更に上がるとショートの青とロングの赤の2パターンが見えてきて、当時の自分たちより若い少年少女が必死に坂をかけていた。


3219
【16】亡骸となった蝉の周りにはアリがいて食物連鎖を見て、老後満喫中のウォーキングオヤジを抜かし、サトツさん風に赤の入り口を越えて展望台までスタスタスタと一気に歩いた。山城大橋・金剛山・精華町・木津川・京田辺市・生駒山とすべてが見渡せた。


3220
【17】俺も乗れるらしいけれど、照れを感じてしまったために遠慮したのは、恥ずかしさを隠しきれていない目に見える状態は醜いと知っているから。使用説明書から、監視員なきウォータースライダー時代に、頭から滑りまくった過去の冒険行為を思い出したw


3221
【18】足元に殿様ではないトノサマバッタを見つけ、虫全般がからっきしダメな俺は戦慄し、逃走中のハンターにも負けないぐらいのスピードで坂道を猛ダッシュw安全な場所まで戻ると自販機があって、ロンドンオリンピック仕様のコカコーラを飲んで回復。結局、2つの目的地は次回持ち越しに決定したw


3222
【19】車が渋滞しやすいエリアでもある大久保の青色ではっきり区分した自転車専用通行帯は、カブライダーの力を活かせず、かなり我慢を強いられる‥。なんやかんやして抜けて、帰路の新しい道の発掘結果は、4車線からなる一号線をくぐる地下通路だった。


3223
【20】夜は久しぶりの走り。plentyを聴きながら、トンパの依頼でアモリ三兄弟が追い込んだニコルみたいになって、2キロも走れずに堕ちたw「わたくし率 イン 歯ー、または世界」の残り25%を読むため持ち込んだお風呂場。アメトーーク「読書芸人」の光浦さんと同じ動きで、メガネを復活w


3224
【21】カンブリア宮殿「アスクル」「コメダ珈琲店」を見て、メモ取って、金曜の返却に合わせて「困ってるひと」1~6章まで読んで、著者をリストに追加。次元とルパンが真剣バトルする「峰不二子という女」・グリードアイランドを求めてヨークシンヘ旅立った「ハンターハンター」を見て、ベットへ。


3225
【ラスト】寝つけない日だったので、そんなときに聴く「放送室」。今回は、8のDisc2より「夏休みの宿題」。ごまかした自由研究についての話題だった。それを聴いていて、ものづくり的感覚に乏しい俺は、毎年旅行記を作って提出していたことを思い出した。今と何ら変わらないじゃないかと思ったw