2024.08.23より公開が開始された
今話題の邦ホラー「サユリ」を見てきました
原作は押切蓮介という方のコミックで、単行本(完全版)一冊で終わる内容をまるっと映画化したもの。
でよかったかな?
夢のマイホームを手に入れて家族皆んなで幸せいっぱいの新生活スタートだ
となるはづが、畳み掛けるような心霊現象と不幸の数々に家族がどんどんとおかしくなっていってしまう身の毛もよだつような定番ホラー
と、見せかけて
家族を害されたことにブチギレたおばあちゃんが無双(?)する
新しい切り口の進化型ホラー。
です。
この映画が、公開前からすっごく話題だったんですよね。
原作をちょこちょこ改変しつつも、怖さや言葉にできない気持ち悪さや独特の雰囲気をしっかり再現していてとてもいい作品だっていわれていたんですよ。
ホラー大好きだし、「これこそJホラーの恐怖!」って恐怖演出を大絶賛されてたから、すっっっっっっっっっっっっごい楽しみにしてました。
んだけど、、、、、
正直見て後悔した(´・ω・`)
すっごい嫌な気持ちになった。
確かに、怖いんですよ。
「そうだよこれこれ!ホラー映画はこうでなくっちゃ!!!!!!」
っていう、観ているだけで足元からぞわりと悪寒がのぼってくるようなそんな恐怖演出で、まぢで前半はすっっっごく怖いんです。
ほんの少し挟まれる平穏な日常風景との対比もすごくて、ことさら恐怖を掻き立てられてて、たしかにこれはJホラーの真髄ですわ!って思ってた。
でもそれは前半だけ。
もともと前半後半で一気に雲行きが変わる。とは書かれていたし、予告編から確変起こしたおばーちゃんが無双してバトルものになるんだろうなと思ってたからそこは理解してたはづなんだけど・・・
全然違ったの。
確変の仕方が違う。
てっきり私は、認知症を起こしていたおばあちゃんが家族が害されたことによって覚醒して、家族を害した奴を制裁するために幽霊に真っ向勝負しかける話だと思ってたんですよ。
でも違うの。
全然幽霊とは戦わないの。
斜め上のほうほうで幽霊と対峙するの。
その方法が、全力で受け付けない!!!!!!
それと、タイトルになっている「サユリ」のエピに関しても、全力で受け付けない。
まぢで無理。
そのほかにも、受け付けられないポイント山程あって、まぢで観て嫌な気持ちになった。
特に、「サユリ」について。
幸せな家族を害した悪霊の「サユリ」は、生前引きこもりでぶくぶくと太った醜い暴力的な女の子。
なんらかの形で死んだことで逆恨みして悪霊となって家に住む人間を襲っている凶悪な存在。
だというミスリードを誘っておきながら実は。。。というエピが挟まれるんだけど、そのエピがもう無理。
いや、そりゃ引きこもりになるし、暴力的にもなるよ。
あったりまえぢゃん?
え?正気なの?
父親はもとより・・・・母親あああああああああああああああああああああああああああああっ
ってなっちゃって無理だった。
まぢでひどい。
悪霊になった経緯って作品によっては同情しちゃう面も多々あったりするけど、これほど悪霊側に感情移入したことない。それほどひどいの。
心のそこから「サユリなにも悪くねーぢゃん!?」ってなっちゃう。
いや、無関係な家族に手だしてるから悪くないことはないですけども・・・。
直接的なシーンは映像として写してないし(配役がガチの子供だからってのもあるだろうけど・・)わかりやすい匂わせだけなんだけど、そのシーンをいれたことによって吐き気を催すほど大嫌いな映画になった(´・ω・`)
そのシーンを入れた上での「お願い 元の仲の良かった家族にもどろう」みたいな母親のセリフのグロさ。
え、どの口がいってるの???
お前がサユリ見殺しにしたんだろ????ってなってもうこの母親への嫌悪感が特にすごい。
サユリの死後も離婚もせずに夫婦やってることも頭いかれてんのか?こいつらって思うし、なんだかんだで母の愛は・・・みたいな終わりにしてるのも反吐がでる。
母親許せたんなら今も何も知らないままの可能性がある妹も許してやれよ。なんでそこは容赦しねーの?っていう納得いかない殺意の向け方も腑に落ちないし、
超久しぶりに劇場までいったホラー映画がこれなの普通に辛い。
前半は純粋にホラーとして楽しめてよかったんだけどな・・・
後半受付なさすぎて無理だった・・・
これが大絶賛されてるのまぢでなんでなんだろ。
観た人たちはサユリのエピとおばあちゃんの非人道的な酷い仕打ちきにならんの?って思っちゃう。
これで原作コミックよりおばあちゃんの仕打ちマイルドだっていうんだからすごい・・・(;・∀・)
この作品大好きな人には申し訳ないけど・・・私には無理だった。
サユリの裏エピで吐きそう。
これ一応R15+だったはづだけど、正直R18でよかったのでは・・・って思う。