少し前、
前にしていたお仕事関係の資料と
昔の日記を
ほぼ全て捨てた。
子育てが落ち着いたら復職するつもりで残しておいたものだけれど、
もうその仕事をすることはないかも知れない、
一度手放してみようと思ったからだった。
けっこう自分にとっては
勇気のいる作業で、
まさにその捨てっぷりは
生前整理と言ってもいいレベルだったw
そうしたら、
一枚のノートの切れ端を見つけた。
たぶん長男が一歳で、
「何か違う」と子育てしながら感じていた時のものだと思う。
パール・バック作
『母よ嘆くなかれ』の抜粋
この本は今わたしの手元にはない
この時点では、
まだ長男が自閉症スペクトラムと
知的障害があるとは分かっていなかった。
書き写した後、
読み返されることなく
ずっとしまわれていた
そして今、長男が9歳になって
これを見つけた。
障害を持っていようとも、
かけがえのない「生」を大切にし、
障害ばかりに目をうばわれずに、
一個の人間としてのわが子と共に生きていくことを
何度も決意しながら生きる
この部分に驚きつつ
涙がこぼれた🥲
これを書いている時点では、
わたしは
障害は一度受容すれば
次のステージに行ける、
前を向いて進んでいけると思っていたのかも知れない。
けれども実際は、
子育てのことあるごと
成長するイベントの度
まさに心折れては決意の繰り返し
何度泣いたか分からない
何度闇にのまれたことかw
あるがままの彼を受け入れよう
彼の才能を知って理解しよう
これが自分の生活なのだと認める
自分の悲しみがある中でも、
その中で楽しめることは楽しもう
自分を楽にして楽しませよう
これらのことを
何年もの間、
何度も決意しながら
生きてきたと思う。
心がバラバラに砕けてしまうたびに
決意して戻ってくる。
何かを期待してそうするのではなくて、
パール・バックが言ったように
ひとりの人間としてのわが子と
共に生きていくということと同時に、
わたしは自分の生活と、
自分そのものを生きるんだということ
それを思い出すためにそうしている。
何度も決意しながら
今日も生きている✨