一宮市中保健センターの美術 | 岳紫のブログ

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一宮市中保健センターの美術

 健康手帳の年数が満了したので、一宮市中保健センターへいただきに行き、久しぶりに2階に展示されている美術を観に上がる。

 2階正面壁面に、くまはら医院の院長熊原正先生の小品が3点展示されている。

 

 

熊原 正

 

 東壁面には懐かしく、日展会友・光風会会員八木茂雄(1913~1990)の「パリーの壁」と、一水会佐分妙(1924~?)先生の「腕をくむアンナ」が飾ってあった。

 

パリーの壁 八木茂雄

 

腕をくむアンナ

 

 その横に市野龍起の日本画が飾ってあるが、ガラス入りの作品だから反射して鑑賞できない。市野龍起は、名古屋の日本画家市野量享の子であり、弟は市野鷹生である。

 1階正面右手に 七代加藤幸兵衛の現代彫刻「風の織物」が飾られてある。

 

「風の織物」 七代加藤幸兵衛

 

 美術とは関係が無いが、一宮市北方町の堤防脇に生えていて、堤防補強工事のため、北方中学校東門脇に移植した「バクチノキ」が枯れ、裁断した木が解説文とともにガラスケースに展示されている。岳紫は小澤様に頼まれこの移植に関りを持ったので懐かしく拝見した。

 

 

 

 市指定文化財(天然記念物)であったバクチノキは3本あったが、主木は北方小学校へ移植し、手当の甲斐もなく枯れた。主木の大きな根っこが小学校体育館に保存されている。

 一番小さいバクチノキは、一宮市北方町出張所敷地西南に移植して現在も繁茂している。

 なお、バクチノキ主木幹を裁断し、花瓶置にした径50センチほどのものを、当時の市文化財専門委員小島太郎先生経由で購入し、長年岳紫が所有していたが、貴重な資料として一宮市博物館に寄贈してある。(岳紫のブログ4065)