短歌雑誌「蒼原」通巻500号 | 岳紫のブログ

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短歌雑誌「蒼原」通巻500号

 昭和19年(1944)に創刊された真清短歌会の会誌「蒼原」が、令和6年1月号で通巻500号に達成した。誠におめでとうございます。

 今日、発行責任者の杉山昭さんが届けていただいた。

「心豊かな地方文化を展く短歌誌」の表題にあるように、一宮市の文化振興のため、また、一宮市の文学界発展のため大きな役割を担ってきた。

 昭和19年(1944)に一宮市内の学校の教師であった椋生新平・中村孝草先生によって一宮歌話会が創設され、会報として「ほむら」が発刊された。創刊は表題が「ほむら」(心火)であったが、昭和20年(1945)8月15日の終戦とともに現在の「蒼原」に改められた。

 創刊から昭和42年まで、中村孝草(阿岐雄)・丸井貞男先生による編集・ガリ版筆耕による謄写印刷での発刊であったが、昭和43年1月号から活字調謄写印刷になり、森寿和子先生が編集担当をされることになった第106号(昭和31年1月号)から活字印刷となった。

 昭和26年に吉田萬次先生の労により、一宮歌話会と真澄歌道会がまとまって真清短歌会となり、初代会長に吉田萬次先生が就任された。

 

 昭和40年代の真清短歌会による市民短歌教室は、田島采陽・長谷川定信・丸井貞男・藤宮重美・伴信子の各先生のご指導により、短歌に親しむ人たちが増え、市民短歌集「穂安香里」(真清短歌会編)も第7集(1999)まで刊行された。

 

 通巻500号には、中野正康一宮市長、辰守弘真清田神社宮司など6人の祝辞が寄せられ、掲載されている。(岳紫のブログ3951)