葵公園の花3種と由緒 | 岳紫のブログ

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葵公園の花3種と由緒

 一宮市庁舎西の葵公園(一宮市本町2)の植樹されている「カンヒザクラ」が満開、「モクレン」は蕾から満開の花まで、数は多くないが目立つっている。「ヤブツバキ」は以前咲いていたが現在は小さい蕾が3個ほどと目立たない。

 カンヒザクラとヤブツバキは、由緒碑が立てられているが、モクレンは由緒がないようである。

 改めて記すと、公園の名称は徳川家の家紋「葵」からであり、徳川家康が関ケ原の戦いと大坂冬の陣の途中、2度留まった佐分利邸があった1画である。家康が庭にあったヤブツバキを愛でたということから、昨年10月にヤブツバキの若木を植樹されたものである。

 カンヒザクラは、太平洋戦争中の沖縄の海で、「対馬丸」がアメリカの潜水艦に魚雷で攻撃され、多くの子どもたちが亡くなった。その慰霊のため、丹陽村(一宮市丹陽町)の子ども会が中心になって募金活動をして,昭和29年(1954)5月那覇市に慰霊碑「小桜の塔」を建立。その傍らにカンヒザクラが植樹されている。

 一宮ロータリクラブが令和3年(2021)10月に、一宮市制100周年と併せ、平和を未来に伝えたいと、同じ種類のカンヒザクラを植樹し、由緒碑を建立されたのである。(岳紫のブログ3773)

 

カンヒザクラ

 

モクレン

 

ヤブツバキ