生誕100年 郷土の俳人 小川双々子展 | 岳紫のブログ

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生誕100年 郷土の俳人 小川双々子展

 一宮市博物館(一宮市大和町妙興寺)で、「生誕100年郷土の俳人 小川双々子展」が、20日から2月12日まで開催される。

 

 開催予告ポスター

 

 小川先生は、地表俳句会を主宰され、多くの子弟の育成につとめられるとともに、昭和38年(1963)俳句誌「地表」を創刊され、俳句界で活躍されたその功績は大きい。プロフィルは次のとおりである。

 

プロフィル

小川双々子(1922~2006) おがわそうそうし

  岐阜県池田町出身、生後すぐ一宮市へ、本名二郎。昭和16年俳句を始め、加藤かけいに師事、昭和20年代山口誓子に衝撃を受け「天狼」に加わり同人となったが、のち隠喩の違いで離れる。昭和38年俳誌「地表」を主宰し、以降多くの子弟の育成に努める。第5回現代俳句大賞(現代俳句協会)受賞、中部日本俳句作家会委員長・常任講師、現代俳句協会副会長・顧問、現代俳句全国大会特別選者、東海地区現代俳句協会名誉会長、中日総合俳句会選者。昭和53年一宮市文化功労者として市長表彰。

独自の句境を社会に投げかけてきたことが全国的に高く評価され、中部俳壇の要の存在であった。句集「くろはらいそ」「異韻稿」などがある。40代後半から絵画に取り組み形象派美術協会会員としても活躍、クリスチャンとして人生や命についての油彩画を制作、絵画・色紙・掛け軸・短冊・陶芸・陶板・句集など作品多数。

 

 逝去後、遺作展を開催され、終了後に遺作を一宮市博物館へ寄贈の希望であったが、叶わなかったと直後に門人から聞いた。

 

 岳紫の手元に、小川先生からの年賀状(2001)が1通だけある。先生は名古屋黎明書房に勤めて居られ、1度だけそこでお会いしたことがある。(岳紫のブログ3678)

 

 後記 一宮市博物館が一部受贈されている。絵画の大作が収蔵されなかったものと思われる。門人に遭った上記の際、「地表」最終号(特集)をいただき、後年、一宮中央図書館へ寄贈した。 2023-1-15