俳人など４人の命日（忌）
白絣俳句カレンダー１０月に、有名な俳人３人と達磨大師の命日（忌）が連続している。１０月２日が鶏二忌、１０月３日が蛇笏忌、１０月４日が素十忌、１０月５日が達磨忌である。
鶏二は橋本鶏二（1907～1990）。三重県伊賀市小田出身。高浜虚子に師事、俳句誌「年輪」を主幹し、多くの門人を育てた。久保武先生の師である。
蛇笏は飯田蛇笏（1885～1962）。山梨県笛吹市出身、父は飯田龍太。「ホトトギス」で活躍の後、「キラ」（のち「雲母」と改題）を創刊、主宰する。
素十は高野素十（1893～1976）、茨城県出身。東大医学部を卒業、ドイツに留学、帰国後新潟医大教授・学長、奈良医大教授をつとめる。俳句を水原秋桜子に学び、高浜虚子に師事、秋桜子・山口誓子・阿波野青畝と並んで「ホトトギス」四Sの１人と称せられた。
達磨は達磨大師である。インドの高僧、中国に初めて禅宗を伝えた人。少林寺で九年間、面壁静座をしたことは有名である。（岳紫のブログ3604）
