八月十五日
毎年、8月15日を迎えると思い出すのは、昭和20年(1945)8月15日、木曽川大橋(一宮市北方町北方)の袂(橋下)で涼をしていた大人(母親)たちが、ぼそぼそと話し合う声がしていた。それが昭和天皇の玉音放送で終戦を国民に周知されていた内容で、戦争が終わったと知った時のことである。
今年は新型コロナウイルス感染症陽性者が最多という状況と、ウクライナへのロシア侵攻で交戦が続き、ウクライナの多くの人が犠牲となり、経済面で世界に悪影響を及ぼしている。
八月十五日無風の鉄風鈴 政男
俳句作家岸政男先生(一宮市・1922~1996)が、昭和39年(1964)に詠まれた句である。当時の世相を詠まれた句であるという。岳紫は「無風」を「平穏」と自己流解釈できる社会となる日が来ることを念ずる。(岳紫のブログ3255)
木曽川大橋 2015-4-23
大人たちの涼場跡(嵩上げがしてある) 2015-6-30