真清田神社貫之桜と碑 | 岳紫のブログ

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真清田神社貫之桜と碑

 28日の中日新聞尾張版トップに、尾張一宮真清田神社(一宮市真清田1)の『「貫之桜」植へつぎゆかな』の記事があった。

 真清田神社服織神社前に、平安時代に歌人紀貫之が神社に参籠して古今集の完成を祈願し、サクラを手植えたと伝わる「桜」が、代々引き継がれてきた。

昭和43年(1968)には真清短歌会が、会長森寿和子様(1890~1973)が詠まれた「赤染も阿仏尼も見てはやしけむ貫之櫻植えつぎゆかな」が刻まれた歌碑を建立されている。

平成7年(1995)11月に植え継がれた櫻が勢いが無くなっていたので、この度モリリン前会長森克彦さんが、祖母の意を次ぎ、若木を寄付・植樹されたのである。

(岳紫のブログ3181)

 

森 寿和子さまプロフイール

 一宮市出身、京都府立第一高等女学校卒業、長谷部親弘に師事、名古屋中央歌道会、東京「歌」「心の花」に参加。大正初年重松玄翁らとともに「東海歌壇」を起こし、全国から同人が参加する歌誌「うたかき(歌垣)」を昭和11年(1936)以降継承して幾多の困難に耐えて刊行、真清歌道会を主宰。昭和20年(1945)一宮歌話会と合同して「眞清短歌会」をつくり、「蒼原」の発行に意を尽くし、第3代真清短歌会会長に推される。昭和42年(1967)一宮市文化功労者として表彰され、翌年真清短歌会会員により眞清田神社境内に歌碑が建立された。起金刀比羅神社境内にも歌碑建立。柳香会主宰。昭和27年(1952)歌集「大江集」、昭和41年(1966)「竹梁集」を出版。

 

 

寄贈された貫之桜(右)と寿和子歌碑

 

 従前の貫之桜(左)と歌碑 2015-2-21

 

森寿和子様の短冊 短歌三首(参考)