いちのみやの芸術文化 第57号~名鉄の廃線・3路線 | 岳紫のブログ

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いちのみやの芸術文化 第57号~名鉄の廃線・3路線

 一宮市芸術文化協会発行の「いちのみやの芸術文化 第57号」は、「いちのみやの廃線」を特集している。執筆は一宮市博物館学芸員神田年浩さんで、いずれも名鉄の「一宮線」(通称岩倉線)「起線」「尾西線」の三路線である。

 なかでも、廃線となった尾西線「玉ノ井~木曽川港」のうち、「木曽川橋~木曽川港」は子どもの頃に、岳紫が遊んだ思い出の場所である。木曽川橋駅付近には通運倉庫が建ち並び、庭石店があって、広い土地に大きな庭石が沢山置いてあった。

 木曽川橋駅廃線跡のレールにトロッコが置かれてあり、遊んでいて叱られた覚えもある。堤防(御囲堤)を河川敷側に越えたところ一帯が「木曽川港駅」で、「木曽川物産(株)」があった。  

 木曽川の上流から玉石・栗石を積んだ小舟が接岸し、下ろして急な法を担いで上へ運んでいた。構内の破砕機でバラスをつくり、貨車で送られていた。廃線となってからは、しばらく馬車そしてトラックで送られていたが、いつの間にか操業が中止され破砕施設も無くなっていた。

現在は当時の面影(旧国道跨線橋以外)は何もない。(岳紫のブログ3137)