根尾谷薄墨の桜
26年前の平成8年(1996)4月21日早朝に家を出発して、国指定天然記念物「根尾谷淡墨の桜」(本巣市根尾)を見に行った。
その際に入手したパンフレットを手に、今年のサクラの咲き具合はどうだろうと思って本巣市のネットを見たら、満開(8部咲き)とある。この暖かさで早くなっているのだろうか。きょうの最高気温が25度と予報され、暖かい晴天続きである。
淡墨桜は、継体天皇のお手植え桜だと伝えら、一宮市との繋がりがある種々の伝説がある。
根尾のパンフレットによる伝説では、皇位継承をめぐって大泊瀬皇子の迫害から身を守るため、億計王と弘計王などは尾張一宮へ避難した。のち弘計王と豊媛が一緒に暮らし、男大迹王(のちの継体天皇)が生まれた。男大迹王は生後50日で二夫婦に預けられ、安全な場所である人里離れた美濃の山奥、根尾谷で成長した。都からの招きで根尾谷を去ることになり、1本の桜の苗木を植えられたという。その桜が薄墨桜だと伝えられている。(岳紫のブログ3136)
岐阜県本巣郡根尾村(当時)のパンフレット表紙 1996-4-21入手