大正山瑞法院の歴史 | 岳紫のブログ

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大正山瑞法院の歴史

 昨年7月に国の登録有形文化財に指定された大正山瑞法院(一宮市中町)について、昭和14年版(1939)の一宮市史に次のように記述されている。

 

臨済宗妙心寺派寺八等地妙興寺末地 境内883坪 梅が枝通1-65

無隠和尚を開基として妙興寺境内に建立された。荒廃していたので大正4年(1915)12月僧大迂(妙興寺兼務・ ~1933)発願して、梅が枝通に移転し、境内及び坊舎を営んだ。

本尊釈迦牟尼佛は、妙興寺山内より移したものである。

 

 移設の費用と寺の維持は、近年まで森林氏(一宮市本町4)に負うところ大であったという。

 

 令和3年(2021)7月に國登録有形文化財指定の新聞記事が掲載されて、「拝観お断り」の張り紙が暫く門の両側にあった。大きな新聞記事であったため、好事家が多く訪れ、対応する寺役がいないのでやむを得なかったことである。

 昨秋の愛知登文会主催「公開イベント」には、もちろん参加されていなかった。是非拝観したいものである。(岳紫のブログ3041)