天道山大日寺お日待ち堂
前線の通過によって、深夜から久しぶりのまとまった降雨となった。その雨も午前10時前には止んだ。暖秋であったが、これから本格的な晩秋になって、紅葉の色づきもよくなることであろう。
天道山大日寺(一宮市和光2)では、11月末の土日(以前は陰暦10月14日の夜)に「お天道祭り」が行われていた。今年はポスター掲示が無いので、コロナ禍で行われないのかと思う。
富士連区地域づくり協議会だより令和3年(2021)10月1日号を見て、大日寺の御堂「お日待ち堂」が、昭和20年(1945)7月28日の空襲で、難を逃れていた木造建造物だと知った。
空襲で焼失した一宮市街地で、難を逃れ現存しているのは、旧名古屋銀行一宮支店ビル(一宮市役所西分庁舎・オリナス一宮、1924年竣工)と、旧一宮繊維協会ビル(リティル、1933年竣工)だけだと思っていたが再認識をした。
大日寺は創建以来、風水害で何度も被害に遭っていて、明治29年に再建された本堂などは、空襲で被災し戦後再建された。
空襲で難を逃れたというお日待ち堂(御堂・日待楼)は、旧「一宮市史」(1939年度版)に明治16年に再建されたとあるが確認はしていない。
いずれの建造物も一宮市にとって貴重であるから、保護保存対策をしっかりとやってほしいと願う。(岳紫のブログ2988)
お日待ち堂(手前) 2021-11-8
富士連区地域づくり協議会だより 2021-10