喫茶店モーニングサービスの発祥年代 | 岳紫のブログ

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喫茶店モーニングサービスの発祥年代

 昨日は雪が多く舞って夜間での積雪を心配したが、今朝は屋根と畑・樹木に積雪していたが、太陽の輝きとともに消えていき、今は北側の屋根や日陰に少し残している程度になっている。

 

 

島村恭則著「みんなの民俗学~ヴァナキュラーってなんだ?」(2020-11刊・平凡社)の第2部第4章で、「喫茶店モーニング習慣の謎」として国内外の「モーニング」について、取材された全国10地区を考察し記述されている。

「日本各地のモーニング」は10地区(9市)の具体的描写を含め,それぞれの歴史「おらが地が発祥」について、次の5地区について発祥の年代が記述されている。

 豊橋市 昭和39年(1964)・40年(1965)ごろ

  一宮市 昭和31年(1956)

東大阪市 昭和39年(1964)ごろ

 広島市中区 昭和31年(1956)ごろ

 松山市 昭和42年(1967)

 

一宮モーニングサービス発祥については、平成26年に東海テレビが取材・放映し(2016-10-10)、後日、岳紫が「喫茶サンパウロ」を訪ね、確認し次のようにブログ(2016-10-16)した。

 

「喫茶サンパウロ」(一宮市冨田)の現在の経営者が、「三楽喫茶部」(一宮市本町4丁目4番13号)に勤めていた昭和28年(1953)ごろ、お客さんから「コーヒーとピーナツ」だけでは物足りないと云う声を聞き、松永社長に「ゆで卵」を付けたらと提案して「コーヒー+ゆで卵+ピーナツ」のモーニングサービスが始まったということである。ここから「一宮モーニングサービス」が始まり、発祥の店であるという。

 

 一宮市のモーニングサービス発祥時期について、島村恭則著「みんなの民俗学~」の記述時期(1956)と少し異なるが、確認したのが昭和28年(1953))ごろ実施であるから、1・2年後でも全国に先駆けて「モーニングサービス」が始まったといえる。

島村恭則著「みんなの民俗学~ヴァナキュラーってなんだ?」(2020-11刊・平凡社)を、中日新聞読書欄を見て、一宮市中央図書館の蔵書にと、リクエストし購入してもらったことを付け加えておきたい。(岳紫のブログ2714)