瑞法院境内の彫刻 | 岳紫のブログ

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瑞法院境内の彫刻

 大正山瑞法院(一宮市中町1)正面入口を入った境内左手、樹木の中に大正14年(1925)8月に表千家茶道門下生有志により建立された「櫻井義導氏立像」がある。彫刻家は判らない。

 桜井義導氏(1849~1945)は、丹羽郡多加森村長を歴任した後。中島郡一宮町中町(一宮市)へ移住。歌人として東海歌壇顧問となり、真清田神社短冊祭披講の発展に尽力。郷土の短歌誌「うたかき」(歌垣)に「古今集講義」「てにをはの解」を連載。表千家の師匠として一宮高等女学校茶道教師を歴任、多くの門下生があった。漢詩人森春涛の門人でもあった。

瑞法院は、妙興報恩禅寺(一宮市大和町妙興寺)の塔頭で、山門の北東にあったが、現在地へ移転したのである。(岳紫のブログ2709)