白絣カレンダー7月と俳句誌白絣7月号
俳句誌白絣主宰久保武先生の白絣カレンダー7月の冒頭句は
雨乞の馬具黒漆の幣を立て 武
例によって、俳句誌白絣7月号の自句自解によれば、「(前略)真清田神社宝物殿を拝見した折に、桃花祭場道具の鞍に漆黒の幣が立っているものがあった。御幣は白いものと決めていたので、神官に尋ねて、雨乞に使う時は黒い御幣を立てると知った。宝物殿の中で、そのまま記した句である。」
俳句誌白絣7月号主宰久保武先生の近詠35句は、「島文楽」を詠まれた7句がある。
島文楽は、人形を慶応3年(1867)岐阜芥見から大毛(一宮市)の人たちが譲り受け、2・3年後に島村(一宮市)の若者に譲られたもので、文楽の指導を受け、継承されてきた。後年買い受けた人形も含め、百数十点が保存されている。昭和36年(1961)3月27日に一宮市無形文化財に指定された。
毎年文楽人形の虫干しが行われ、今年は8月4日(日)午前10時から島村公民館で実施される。
岳紫は、昭和45年(1970)11月に、奈良市で開催された「近畿東海北陸民俗芸能大会」に島文楽が公演されたので、同行させていただいた思い出がある。