一宮市尾西歴史民俗資料館展示室（一宮市起）のリニューアルと、別館旧林家住宅の耐震補強整備工事が行われていたが、今月8日にオープンした。耐震工事に伴い各所の改装も行われた。
別館（旧林家住宅）は、壁を当初の赤色に戻したり、南中央に新たに入口を設け、新設された談話室兼休憩室に出入り出来るようになった。畳の表替えで明るくなった感じであった。車椅子で家の一角から庭園が見られるようにも配慮された。
本館もいろいろと改善され、展示コーナーの展示も一新され,1階に子供たちが自由に学ぶことが出来る「発見の森」を新設し、1階ギャラリーは従来の陳列棚を外して、上下できる棚にして広い感じになった。トイレも全面改装で、車椅子・乳児などに配慮した個室が新設された。
2階に学習室「美濃路往来塾」が新設され、自治体史や歴史図書・史料などが揃えられ、図書館でなくても、ここで歴史を学ぶことが出来る魅力となっている。
2階特別展示室では、特別展「資料館の逸品」が7月15日まで開催されている。
１戦国武将たちの足跡、２宿場と文化、３尾西織物産業の発達、４小塚直持と小塚文庫、５人々の暮らしを伝える民具資料、に区分した資料館の貴重な史料が展示されている。
なお、旧林家庭園が6月21日国の登録記念物に指定された。別館旧林家住宅は、既に国の登録文化財に指定されている。
