白絣カレンダー6月&俳句誌「白絣」6月号
白絣カレンダー6月の冒頭句は
梅雨鯰釣るや屯倉につづく川 武
俳句誌「白絣」6月号の久保武先生の「自句自解」によれば、三宅川は津島市近くの屯倉に繋がり、水運に便利なところであり、屯倉は大和政権の直轄領の米を蓄積するところであった。三宅川沿いにある織田信長の火縄銃指南役を勤めた武将の城跡で詠まれた句で、子供を連れた若い父親が梅雨の川へ釣り糸を投げていた。「何が釣れますか」と尋ねたら鯰を釣るといって竿を振っていた。との説明がある。
白絣6月号の主宰久保武先生の近詠35句は「隠元忌」である。
その下欄の「消息」に、一宮市出身の将棋三冠豊島将之名人の誕生について興味深く記されている。
一宮市内の吟行句は、iii散策会が常念寺周辺、浅田アサ子さんが萩原町築込の万葉公園、久保先生が大江川の一宮桜まつりを詠まれた句が登載されている。