白絣カレンダー3月&俳句誌白絣3月号 | 岳紫のブログ

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白絣カレンダー3月&俳句誌白絣3月号

 白絣カレンダー3月の久保武先生の冒頭句は

保温器に孵る地鶏や春寒し 武

俳句誌「白絣」3月号の自句自解に「()名古屋農業センターでの作である。()名古屋コーチンは暖房の部屋の保温器で温度管理され孵化していた。卵から孵るときは、自ら殻の内側から嘴で突き殻を破り,自力で脱出、誕生してくる。命の凄まじさと、命の尊さと、命の美しさを見るようであった。(略)梅東風の厳しい世間をこれから生きてゆくのだと思った。」

 

 

 近詠35句の題目「ガラス絵」は、1月に名古屋電気文化会館で開催された一宮市の二科会会員堀尾一郎個展の際、堀尾先生と俳人馬場駿吉先生(一宮市育ち・名古屋市立大学病院長、名古屋ボストン美術館長歴任)のトークショウを読まれた1句からである。

 

岳紫が関わりのある起木曽川畔湊屋での年末「餅つき会」に参加された久保武先生の句7句や、iii散策会年末吟行の一宮市役所・本町周辺の作品と写真は身近なことで親近感が持てた。

 

なお、俳句誌「俳句四季」2月号の「忙中閑談」に、久保先生の「HAIKU」が掲載され、転載されている。