白絣カレンダー11月&俳句誌「白絣」11月号
俳句誌「白絣」主宰久保武先生白絣カレンダー11月の冒頭句は
伊賀穴穂宮に醸せしましら酒 武
俳句誌白絣11月号の自句自解に「伊賀神戸穴穂宮は、天之真奈井伝説もあり倭姫はこの地に四年間大神を奉献した元伊勢であり、(中略)本殿裏は森で鬱蒼としていた。そんな処に山葡萄や通草、木の実が洞や岩窪の溜まり雨露と混じり醗酵して猿酒は出来るのであろうと思った。」とある。
白絣11月号の久保武先生近詠35句は「小鳥日和」で、地元一宮市の常念寺、中野の渡し、美濃路、酒見神社の句が15句掲載されている。
一宮市の地名が入った句は真清田神社に関する次の2句がある。
尾張一宮黒き御幣に雨乞す 鈴木康子
蘭奢待蔵す一宮星祭 森りつ子
iii散策会が岐阜県各務原市川島町の「河跡湖」に吟行されて多くの句が掲載されている。一宮市にも規模はやや小さいが、浅井山公園(昭和40年開園)の温故井池が、木曽川の支流跡の「河跡湖」であることを付記させていただく。