藤井達吉画伯と一宮 | 岳紫のブログ

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藤井達吉画伯と一宮

 

8月20日のブログで、藤井達吉画伯(18811964)は、昭和32年(1957)11月尾張一宮真清田神社御遷座祭の新調宝物として制作された 銭形屏風の絵画や、森伝吉翁茶室天井画の制作などがあるとブログした。

 この件について改めて記すと、戦災で全焼した真清田神社復興事業の一環として,御神宝が調達された。新しい御神宝は、当代一流の名工の精魂込めた逸品を調達され、昭和32年(1957)11月1日に御神宝奉遷式が執り行われた。

 その中の「銭形屏風六曲半双」は、絵画を藤井達吉画伯が描かれた。表装は長久堂経営野々垣静夫先生(19152004・当時一宮市本町3)であった。

 なお、森伝吉翁邸(一宮市本町4)は、平成10年代に取り壊され、その際、茶室の天井画は藤井達吉美術館(碧南市)へ引き取られたと、近親者の話である。

 

             真清田神社復興造営誌より(1969)