丹羽有隣舎のモニュメント | 岳紫のブログ

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丹羽有隣舎のモニュメント

 

 一宮市丹羽の有隣舎跡に、著書「毅堂集」の形のモニュメント「鷲津有隣舎乃碑」がある。碑は池上年先生(18901978)の作である。

有隣舎は、江戸時代に鷲津幽林(17261798)が丹羽村(一宮市丹羽)に漢学塾「萬松亭」を開き,明治半ば過ぎまで多くの門人を育て、鷲津毅堂・森春涛など多数の著名人を生んだ。三代目鷲津益斉(18041842)が「有隣舎」と改めた。

モニュメントは、昭和37年(1962)8月1日に設置された。池上年先生は福岡県中学修獣館教師として「都府楼址の研究」などの論文を「考古学雑誌」に発表。岡崎市に「岡崎石造美術研究所」を創設し、石造美術の研究者として活躍。赤坂離宮御苑型石燈籠など独自の石造美術の設計・制作に尽力。日本石材工業新聞に論文多数。岡崎市明大寺町。

池上先生の作品は、艶金興業㈱発祥の地である墨会館に置かれていた「羊石」が、一宮市豊島資料館に収蔵されている。

 有隣舎があった鷲津邸は、童謡歌手・NHKうたのお姉さん・大学教授等として活躍の小鳩くるみ(鷲津名都江)さんの生誕地である。