冬の風物詩 切干大根干棚 | 岳紫のブログ

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冬の風物詩 切干大根干棚


 今冬は暖冬の影響か「切干大根干し棚」が殆ど見られなくなった。良質な切干大根作りには、伊吹颪の風が必要だが、このところ殆ど微風状態である。

JRで名古屋へ行った際、窓から「切干大根棚」が見られたので、現地へ行った。JR東海道本線すぐ西・県道513号のすこし南、一宮市大和町妙興寺字坊ケ池地内である。

平成10年代までは、この辺りから北にかけて、何箇所かにあったが、田や畑がどんどんと宅地化され、新しい住宅がいっぱい建てられている環境になり、切干大根干棚がない。

 一宮地方で、切干大根が作り始められたのは、享保の頃に一宮市大和町氏永の農家が自家用に作られたのが始まりといわれるが、氏永地区で今は見ることが出来ない。

 戦後盛んに製造されていたのは、萩原町花井方と北小渕地区であったが、花井方は無くなった。北小渕はどうであろうか。

平成9年(1997)2月には、大和町妙興寺字山王浦地内で、三段の切干大根干し棚が見られた。




平成28年(2016)1月11日





平成9年(1997)2月8日