一宮市青年の家(一宮市公園通)の3階ベランダに、二科会重鎮として活躍された野水信先生(1914~1984)の「勤労青年像」が置かれている。この「勤労青年像」は、「アイプラザ一宮(一宮市せんい)の南に置かれている作品を創る際の原型のようである。
野水先生は、金沢市出身、名古屋地方の抽象彫刻の先駆者で、二科展・現代日本彫刻展、二科会評議員、名古屋造形芸術短期大学名誉教授などと活躍され、中日文化賞を受賞。名古屋市。
青年の家は、昭和41年(1966)3月31日に竣工している。築50年になろうとしている。そのため平成27年(2015)3月で閉鎖し、取り壊される計画がある。
その際、野水先生の「勤労青年像」、後藤先生の「青年像」はどうなるのだろうか。太平洋美術協会会員として活躍されていた時代の染色家林三恵先生(1906~1992・中部染色作家協会審査員)などの作品もある。