2004年、中越地震の被災地となった新潟県長岡市の物語。

2011年3月11日、原発事故、津波、地震の被害をもたらした東日本大震災の被災地福島からやって来た転校生、「未来」。

新潟県長岡市、地元出身の女優になりたいと希望している「夢」。

親友となった二人の女子高生「夢」と「未来」。

旧山古志村には中越地震で倒壊したままの家屋が残されていて、生々しい。

長岡市では、終戦の年の8月1日午後10時30分に米軍からの空襲が落とされ、多数の人々が犠牲となる。

犠牲になった方々を悼み、毎年8月1日午後10時30分に花火が上がる。

次の日は中越地震からの復興と追悼を目的にフィナーレ花火が打ち上げられる。

「長岡花火物語」はこれらを映画化していて、二度と同じ過ちを繰り返さぬよう、空襲で犠牲になった主人公の少女を演じた女性のような女優になりたいと夢は願う。

一方、未来は現実を記録し、伝える職業に就く夢を持つ。


そんな二人の会話で「思い切り深呼吸できるっていいね。ゆったりしたいね。」

日本海を眺め、未来は「激しく波を立てているね。」夢は「穏やかな太平洋の海。」「でも福島周辺は原発事故で海は汚れ、魚も食べられない。」と未来。


高校の研修旅行で「どうしてもっとみんなとなじまないの?」と夢は未来に尋ねる。

未来は「福島に帰る」と。

クラスメートに「2011年の春から秋まで皆さんと一緒に過ごせて楽しかったです。皆さんにお世話になり、いつか恩返しがしたいです。皆さんにとって長岡が一番ゆったりできるように、私にとっては福島が一番ゆったりできるのです。」


「さよならではなくてまたねだよね。」 とクラス全員。

未来は福島に帰り、福島のクラス全体で地震により崩れた校舎の瓦礫に花の絵を描く。

次に続きます。