今日も視聴しました!
『ショートショート即興show』


今回はねじさんがゲストということで、

まさかのお二人共本が嫌いというw


そんなオープニングがありましたが、出来上がった作品はデティールが無駄にあるギャグ風作品でしたw

瀬下さんも仰っていましたが、本当に世にも奇妙な物語にありそうだなぁと。


ねじさんの新ネタになるということで・・・
余裕で脳内再生できるくらいぴったりでしたw


ということで。
今回も書きましたよ、えぇw


『性格整形外科』


というお題のもと、私も即興で書いてみました!
(創作時間約25分)


お暇な方は是非・:*+.(( °ω° )).:+



ライブの中で
「医者のくだり書きたかったぁ」

と仰っていた(気がする)ので、私はお医者さんの目線で書いてみました!

(前回のライブ&その後の私の即興作品とほんの少しだけ関連しています)




『性格整形外科』




診察室の鳩時計が9時を伝える。

僕はカルテを閉じて椅子に沈みこんだ。





僕の勤め先は「性格整形外科」

外見を整形するのとは違い、僕は患者の内面を整形する。


これで生計を立てている身としては言いづらいけど、最近できた脳メガネといい、科学の進歩は末恐ろしいものだ。








今日は2人の患者が来た。

1人は初老のおじいさん。
彼は自分の娘の婚約者のために学生時代からずっと好きだった『サウナ』を嫌いになる整形を頼んできた。

よく聞けば、その婚約者はサウナが根っから嫌いだったらしい。

娘のためにそこまでするとは、父親として流石と言うべきか。



もう1人は30代手前の色白い男性。
彼は婚約者のために『サウナ』を好きになる整形を頼んできた。

どうやら、婚約者の父親が大のサウナ好きだったらしい。

婚約者のために大金をはたいて性格を変えようとしてきたあたり、彼はいい旦那になるのかもしれない。



そんなことを助手の子に話したら、

「なんか今日は『サウナ』に縁がありますね♪」

と笑顔で言われた。

確かにそうだなと思う。




「もしかしたら先ほど来られた患者さんがその娘さんの婚約者だったりしてw」

「それはないだろ、もしそうだとしたら可哀想でしかなくなる」



助手の一言を受け流して席を立つ。






性格のすれ違いというものは昔からあったものだ。

性格整形外科が出来てから、
それがさらに増えた気がする。


この仕事をやっていてなんだが、
性格なんか変えるものではないと思っている。
なにかに無理やり合わせようとしたら、歪みができることなんて当然だろう。

元々あったものは変えるべきじゃない。



今日は久々にサウナに行こうか。
このひねくれた考えも汗と一緒に流してくれるかもしれない。



そう淡い期待を抱きながら、僕は夜の街を歩いていった。


終わり。






いかがでしょうかね・・・

ちょっとはお話っぽくなったかな?



私も性格は変えたい方ですが、逆に性格を変えた分のしわ寄せがどこかでは絶対くるよなぁと思ってしまいます。

このままでいるべきなのか否か。

少し考えさせられるお題でしたね。


次回は8月!

今から楽しみです(*^^*)