よるがたり

そのお社の前で
目を閉じて
手を合わせたら
カラダはそこにあるのに
まっしろな世界にいる
わたしのことも感じられた

服装はその時のままで
まっしろなお部屋のような
だけど
ただ白いだけの空間に
わたしの存在を感じた

ここはきっと
すべてがある場所だ

前にも神社へお参りしたとき
魂参拝ということをしていた頃に
自分のまわりにお部屋が出来たことはある

それは空間ではあったけど
こんな感じ方ではなかった

目に見えないのに
目に見えるように感じる

カラダはここにあるのに
そこにあるようにも感じる

まっしろなその空間は
ただそこにあるだけだった

あとから来た参拝者の声で
カラダ側に感覚が戻った

あればどこなんだろう

すべてがあり
すべてがない
空【くう】と呼ばれるところだろうか

それとも
それに似た空間だったのか

わたしが受け取れる
最大範囲での異次元だったのか

答えはきっと
わからない

わからない
わからなくていい

こんなのなのかな?と
ひとり妄想の中で
満足する

そして
たまに気の合うひとと
共有出来たらいいな

わたしがわたしの世界をつくる

ためらわず
しあわせに生きよう

わたしがしあわせになることが
だれかのしあわせをつくることにも
なるんだ

次元を移動して

そして
ズレた色々を修正するのだ

感情が教えてくれる
いろんな事が
羅針盤になる