地球の運び屋
いく社長です
3日間30記事ブログ
チャレンジ中(3/30)です
さて
何から伝えればいいのか…
↓今回のテーマソング
世界を新しく知ることは
時に深く突き刺さるような
経験になることもあるのだ
その話は
また次のブログに
書こうか
とは
一つ前の記事に書いた私の言
去年
岐阜の神社で
なぜにこんなに強く雨が降るのか
と
思った時に
降りてきたインスピレーションは
強い力でなければ
届かない場所へ届けるため
といった意味合いのことを
思ったことがある
今回
隣人トラブルから
プチ夜逃げ
引っ越し
という
書いてると
マジかと
ツッコミたくなるが
実際やってるのが
私である
渦中にいると
絶対にそんなこと思わないけれど
※ほぼ泣いてる
時に深く突き刺さるような出来事が
人生を変えることもあり
新しい世界を知ることが
私という宇宙の拡大でもあるのだ
さて書くか
隣人トラブルとは
よく聞くけれど
田舎でパーソナルスペースの広い
我が家のあたりでは
あまり気にしたことがなかった
それに
私の家の隣は2年ほど空き家で
裏は大きな畑
横も畑のある大きなお家
前の土地は2軒分くらいの更地
という好条件で
野原の一軒家かのように
自由に暮らしていたのが
ここ最近の私の家での暮らしだった
隣人が出来たのは春のこと
そうか一軒家で隣人がいるって
こんな感じなんだな〜と
初めての体験
うまい具合につかず離れず
やってきた
と思っていたのは
私だけだったのかもしれない
うちの庭には
木が多くて
葉っぱがお隣のお庭に入ってしまう
という苦情を
初夏に受けた
かろうじて
枝が伸びて
隣に入るということはなかったけれど
手の届く範囲の木の枝を払った
自分でなんとも出来ない太い部分は
お隣さんが切ってくれた
※ありがたや
しかし我が家には
大きな木があるのである
2階を越すほどの樹で
夏は日陰になり
我が家を熱から守り
冬は海からの冷たい風から
家を守る樹だ
が
私も家を買ってから
樹の剪定までは気がまわらず
さらにはずっと隣が
空き家だったこともあり
裏の畑にも大きな樹はたくさんあったので
油断していたのだ
秋になり事は起こる
落葉シーズンに入り
葉っぱの勢いがすごいのである
なんとかしたいけど
その頃
私は
入金予定の10万円が
入金されないかもという
金銭的には未曾有の大ピンチにおり
樹を切る業者を頼むということを
出来る状況にはなかった
ある夜
秋の嵐が起こり
次の日のお隣のお庭の惨状は
私も確かにこりゃまずいなと
思うほどだった
で、その週末
再度苦情があったこともあって
手が届く出来る限りの枝を払い
葉っぱがお隣に行かないような
わずかばかりの対策を立て
その時は納得して頂いた
が
やっぱり
落葉シーズン
そうは行かないのである
ある夜
また嵐が起こった
ああ、また葉っぱが落ちるな
お隣のお庭葉っぱだらけになっちゃう
翌朝お隣のお庭は葉っぱだらけで
やはり苦情が入った
今までも
家族に葉っぱの件は
相談をしていたのだけど
我が家の家族のスタンスでは
「隣の家に枝が入っていなければ
問題ない。切らなくてもいい」
という感じだったのだけど
流石に何度も苦情を受けるので
早朝から家族に連絡してみたら
新しい案が出た
「職場の人に相談してみろ」
確かにな、と思い
思い出した
プロフェッショナルに電話してみた
プロフェッショナルは
私の話を聞いてくれて
樹の手入れの算段からお隣との交渉まで
助けてくれることになった
※ありがたい
さらに幸運なことに
お仕事のお付き合いのある方が
地域の民生委員さんで
相談も出来て親身になってもらった
まあ、これで
解決へ向かうかな
と思ったのだけど
落葉シーズンなので
日々葉っぱは落ちる
苦情は続く
すぐ切れと言われても
段取りってもんがある
切れるわけがない
しかし
葉っぱは落ちるし
もはや相手は感情的なのだ
それでも
最短で樹を手入れする手はずは
整いつつあった
そしてその頃から
どうも風邪が治らない
眠れない
疲れが取れない
おかしいな
と思うけど
もうわけがわからない
この頃
私はだいぶ混乱していたのだ
仕事もあるし
私が早朝しか自宅にいないため
苦情が来るのは8時→7時30分→7時
と
どんどん早くなった
今思うと突撃が怖くて
眠れなかったのかもしれない
葉っぱが落ちない風のない日はホッとした
ある日
ホテルをとって
家に帰るのをやめた
そしたら
すごく落ち着いて眠れて
ずっと止まらなかった咳が止まった
なんだ
家にいると
リラックスしなかったんだ
と
やっとのことで
気づいた
そして
手入れの日が来て
大きな樹は半分枝を落とした
風の向きの季節で変わるし
もう大丈夫だよ
と
言われてホッとしたのもつかの間
まだ葉っぱがくる
と
また苦情
今日中に再工事の手配して
連絡を寄越せという
お隣に掃除に行けば
うちの葉っぱじゃない子も
たくさんいる
そりゃそうだよな
うちの隣も
うちの裏も
みんな大きな樹があるんだもん
葉っぱは遠くからも飛んでくる
舞ってくる
その日は仕事に行ったけど
事務所に一人だったし
ほぼ一日中泣いてた
でも連絡はしなければないから
民生委員の方に相談して
市の相談窓口を紹介してもらった
すぐに連絡をしてみたら
このケースには、と
法テラスを紹介された
弁護士案件か・・・
うちの葉っぱが
というのはわかるし
なんとかしたい
なんとかしたいけど
感情的な人に
もう私が一人で対応するのは
無理だ
という気持ちで
もう死んでしまいたいし
消えてしまいたいし
どっかへ失踪してしまいたかった
どうすりゃ解決すんのさ?
そんな風に
永遠と泣く私と
電話してた妹が
即答えを出した
今すぐ東京に来い
チケットの手配や
会社を休むなど
諸所手続きが難しければ
弟の家に行け
私が弟たちに連絡する
あっという間に
妹はその日私が家に帰らなくても
良いようにしてくれて
弟が迎えに来てくれることになった
そして
その夜
弟を連れて家に立ち寄り
3分で身の回りの荷物を
スーツケースに詰め込んで
車に飛び乗り
逃げた
夜逃げだ
夜逃げしなくてもいい我が家から
謎の夜逃げ
とにかく隣のうちの襲撃を避けて
逃げたかった
弟の家について
灯のついた玄関で
靴を脱いだら
なんと
左右の靴が違った
玄関の灯りを点けずに飛び出したせいだろう
弟と
義妹と
3人で笑った
久しぶりに安心して笑ったような
気持ちになった
THE 夜逃げ
とタイトルをつけたくなるような
靴の履き間違え
恐怖から逃げる時の人間は
靴の右左など気にしない
ちなみに
夜逃げのため
この靴しかなく
翌日この不揃いの靴で
電車に乗り通勤するという
人の目を集める行動を
やってのかした
夜逃げには
悲壮感よりも
ユーモアが付きまとう
振り返ると
もうこの時点で
起こった出来事は
変化でしかない
誰もやった事のないことを
やってのける
サインだったのかもしれないね
しかしここからさらに泣く羽目になる
続く