数週間前、お友達の誕生日だったんです。
そのお友達、Facebookにこんな投稿をしていました。
「今年の誕生日、プレゼントの代わりに、こちらの団体に寄付してくれると嬉しいです いくらでも少ないということはありません」
(原文は英語)
という投稿。
Rainbow Railroadという団体への寄付でした。
Rainbow Railroadとは、LGBTQ2+という理由で母国にて暴力や迫害されている人たちを助ける、カナダへの移民を手助けする慈善団体です。
世界にはまだLGBTQ2+であることが犯罪という国は少なくありません。その中には同性間の性行為が死刑なる国もあります。
その人たちを少しでも助けたいという気持ちからのお願いですね。
彼だけではなく、過去にも、誕生日に寄付をお願いする投稿を何度か見たことがあります。
数年前、私がサンディエゴ時代にお世話になった語学学校の先生が、アメリカの小学校で先生をしており、学校に必要なアイテムが足りない・・・ということから、自分の誕生日に寄付を求めていたことがありました。
この先生には本当にお世話になり、私の留学生活を全く違うものにしてくれたという感謝があったので、こちらに寄付をした覚えがあります。
あ、「なんで学校に必要なアイテムを先生が払うの?」と思う人がいるかもしれませんが、アメリカの学校って、地域によって予算が全然違うんです
お金持ちエリアの学校は十分な予算があるけれど、貧困層のエリアの学校は予算が全然足りないということも、よくアメリカの社会問題として聞きます。
最近読んだ本でも、主人公が、恋人になる予定の人(本を読み進めれば。笑)に、誕生日プレゼントに、その恋人候補が力を入れている慈善団体への寄付を行い
「今までもらったプレゼントの中で一番心に沁みるプレゼントだよ」
と言われていました。
これでさらに愛が深まり・・・・
ま、これはあくまで恋愛小説の中の話
そう言えば、私の大好きなコメディドラマFriends(フレンズ)でも、チャンドラーが、自分の部下にクリスマスプレゼントとして、バレエ団体だったかな?に寄付をプレゼントというエピソードがありました。
もらった部下は
「え、なにこれ」
みたいな顔をするという流れでしたが。苦笑
最近、いくつかタックスリターンに関する記事を書きました。
カナダでは、個人でタックスリターンを行うんですが、この時、寄付した分を申請に加えると、税の控除対象になります。
しかし、団体によっては、対象にならないので注意も必要。
寄付をする時に、ウェブサイトとかに
「こちらは控除対象になります」
という記載がされています。
この記載がある場合は、レシートをきちんともらっておきましょう。
レシートには団体名や署名、団体番号などの情報が記載されています。
実際タックスリターンを行う時は、レシートの数字を記入するだけなんですが、レシートがない場合は証明するものがないので申請できません
何か寄付したいなと思うことがあったら、そちらが控除対象か調べてみると良いでしょう。 似たような慈善行為を行なっている団体でも、控除になるところとないところがあるかもしれません。
最終的に同じところのサポートに到達するなら、控除できたほうが良いですよね
誕生日に寄付を頼むというのも、ま、北米らしいっちゃらしいなーと思いました。
誕生日パーティーに誘われて、その招待状に
「誕生日プレゼントは持ってこなくて良いので、その代わり〇〇に寄付してくれると嬉しいです」
とか書いてあるならまだしも、多くの人がみている、友人の距離感も色々違うであろう、るSNSの投稿で
「私の誕生日です! プレゼントとして寄付してください!」
と言える強さというでしょうか。
ただ、過去に、友達がシリアからの難民のサポートを行う寄付を集めていた時に
「僕のゴールはお金を集めること。頼まなければ何も入ってこない。 頼むのにお金もいらないし、それで断られても何も思わないし、全く問題もない。その人をジャッジすることもない。 相手がどうではなく、自分が行動するということは僕にとって大事なんだ。」
と言っていたことに
こういう精神力、かっこいいな。
と感銘を受けた覚えもあります。
寄付とかボランティアとかに関する考え方も、カナダに来てから変わったことの一つ。 私の実家、別に金銭的に余裕があったわけではないんですが、何かに寄付するというような会話は生活していてなかったような気がします。
あ!!!
あった!!!
お寺への寄付
寄付、よく集めにきてた・・・。
「今日は両親いないので、言っておきますね」
とやり過ごしてたなー