日本では私の甥が4月から中学生になりました。
制服姿の写真が送られてきて、
「もう中学生か・・・」
と、遠く離れた場所に住む私は時のすぎる速さを痛感します
さて、カナダでは学校は9月に始まります。
語学学校であれば、毎週入学が可能だったり、カレッジなどは、年に数回開始日があったりしますが、一般的にはは9月が始まりですね。
・9月に学校が開始
・12月から冬休み(クリスマス〜2週間ほどの)
・3月に春休み(3月半ばに1週間)
・6月から夏休み
という形になります。
日本と違って、学年の最後に長期休みが入るという形です。
これ、けっこう良いって私思うんです。
というのも日本の夏休みって、その間宿題や課題が大量に出たり、9月に戻る時には休みボケではないですが、長期休みの後に、学校のリズムを取り戻すのってけっこう難しい。
9月開始にしたら、途中で入る冬休み・春休みも長くて2週間。 夏休みは、学年が終了した後なので、宿題もなければ(たぶん。笑)、次学校に戻るときは、完全新たなスタートをきれる。
なぜ日本の新学期は4月からなの?と調べてみたら、このような記載がありました。
学校運営に必要なお金を政府から調達するため、国の会計年度のはじまりとなる4月に合わせないと不便が生じるためと言われています。 その後、全国の師範学校や小学校でも4月入学が広まり、大正時代に入ると高校や大学も4月入学に変わり、現在のスタイルになりました。
引用:https://fumakilla.jp/foryourlife/404
納得。
あと、もう一つの理由と考えられるのが日本の新卒制度でしょう。
日本の会社は4月スタートで、学校が3月に終わり、その後4月から新卒として入社という流れがまだまだあると思います。
カナダには新卒という制度がありません。
銀行で働いている夫に、新卒制度がないカナダで、大学など卒業後、どういう流れでみんな就職していくか聞いてみました。
例えば、Summer Jobというシステムがあるそうです。
これは、夏休み、まだ学校在学中にお仕事をして、コネなどを作り、良ければそのまま採用のチャンス!というシステムです。
あと、大学のコースによっては、数ヶ月企業で研修しなければいけないというのがあり、大学生をやとってくれる企業を見つけ、もし気にいってもらえれば、採用となりますね。
日本でいうインターンのようなものでしょう。ちなみに有給
夫のチームにも、現在大学生が参加しているそうです。
また、日本のように、多くの企業が4月に仕事を開始ということもなく、それぞれの企業がそれぞれの好きな時に雇うというスタイルです。
なので、学校の入学時、卒業時がいつでも、就職に影響はたいしてしないんでしょうね。
夫の話を聞いていると、日本の人事異動のように「この時期に人が入れ替わる」ということもないようです。
新卒って良い事面もあると思うんです。
未経験の学校でたばかりの人に同様のチャンスがある。
そして、企業側も未経験ということを理解した上で、仕事を教えてくれる。
言い換えれば、
正社員として仕事を学びながら、お給料がもらえる
とも言えると思うんです。
その辺、カナダは、正社員(フルタイム)となると、経験重視というところが多い気がします。 未経験だと、なかなか自分の希望職種には入れない
なので、大人になってキャリアを変える時は、専門学校などに通って、そこで知識を入れて、さらにコネを作ってからという人もいます。
コネ、超大事
もう一回大声で言います。笑
コネ、超大事
コネって日本だとネガティブな印象がある人も多いかもしれませんが、北米ではコネは持っててなんぼ。 コネをもてるのも才能です。
そこからいろんな輪が広がっていきます。
まじで。
ブログタイトル、9月スタートのメリットだけど、対してメリットについて話してないや。笑