最近TOKYO FM放送局のJET STREAMを聞いている。もう50年近く放送されている長寿番組だ。城達也がナレーターでその声に癒されていたが、代も変わり、現在は俳優の大沢たかお氏。スローで喋っている。
真夜中の定期便というナレーションもテーマソングも変わらずである。それは落ち着く。ラジオは声が命。真夜中、自室で独り机に向かったまま聞く深夜のラジオ。なかでもNHK の気象情報が好きだ。各地の天気概況が淡々と男性の少しバリの効いた声で読み上げられる。もちろん同じアナウンサーではないが声質は50年前と似ている。
足摺岬、視界34キロ・・・・・、都井岬、視界42キロ・・・・。海の風が吹く。ヒッチハイクで足摺に真夜中にたどり着いたとき、聴いた時もそうだぅた。落ち着く響きだった。
満点の星空、柔らかい放物曲線を描く水平線、そこに落ち込んで行く流れ星の光の軌跡、眼下の海の波の砕け散る波音と夜光虫で 白く光る舞い上がる波。かっこ良すぎる風景だけれど、見たままの絵だ。
ラジオは旅をさせてくれるようだ。この風景にも、体験にも大して意味もないのに鮮明に何度も鮮明によみがえってくる。